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【選び方解説】終身保険と定期保険どっちがお得?メリットデメリットから比較しよう。

生命保険の定期保険と終身保険どちらのほうがよいのか、お得なのか。
この論争はある種保険における永遠のテーマかも知れません。
正直答えは出ないと言って良いかもしれません。
ただ、メリット・デメリットを整理して、
それぞれの立場においてどちらがよいかを考える切っ掛けになるかもしれません。
今回はメリット・デメリットを整理してみますね。

 

目次

終身保険とは

終身保険は、加入者が亡くなるまで保障が続く保険商品です。
この終身保険は、一定の年齢(例えば85歳や100歳)まで生存している場合にも、保険金が支払われるタイプが多いです。
終身保険の保険料の支払い方法は、一括払いや年払い、月払いなどがあり、加入者のライフスタイルや経済状況に応じて選択できます。

また、終身保険は、万が一の時に家族を守るための死亡保障のほか、
貯蓄要素も兼ね備えていることが多く、解約返戻金(解約した際の払戻金)が設定されています。
これは、終身保険を途中で解約した場合に、加入者が支払った保険料の一部が返金される制度です。

また、終身保険は保険期間が長いため、長期的な財産形成の手段としても利用されることがあります。
さらに、終身保険には様々な種類が存在し、例えば積立型や養老保険型など、目的やニーズに合わせて選ぶことができます。





定額終身保険

定額終身保険は、加入者の一生涯にわたって一定の死亡保障を提供する保険商品です。
定額終身保険の特徴として、加入者が亡くなった際に受取人に支払われる保険金額が契約時に定められた金額であることです。
保険料の面では、加入時に決められた金額が保険期間中変わることはなく、
この色々と予定を立てやすいことが加入者にとっての大きな利点となります。

また、定額終身保険には解約返戻金が設定されていることが多く、
保険を解約する場合には契約内容や加入期間に応じた返戻金が支払われます。
保険の保障は加入者の生涯を通じて続きます。

この定額終身保険は、家族の生活保障や相続対策、将来の資金計画など様々な目的で利用されることが一般的です。
保険料の安定性や固定された保障内容が、経済的な安定を求める人々にとって魅力的です。
ただし、具体的な保険内容や条件は保険会社によって異なるため、契約を検討する際には詳細をしっかりと確認することが大切です。





低解約返戻金型終身保険

低解約返戻金型終身保険は、通常の終身保険と比べて、
解約時に戻ってくる金額が比較的少ないことが特徴です。
この低解約返戻金型終身保険では、特に加入初期の解約返戻金(解約時の払戻金)が低く設定されており、
これにより保険料が比較的安価に抑えられています。

低解約返戻金型終身保険は、加入者の保障は一生涯で、加入者が亡くなった場合には契約時に定められた金額の死亡保険金が支払われます。
保険期間は一生涯で、加入者が生存している限り保障が続きます。

この低解約返戻金型終身保険は、比較的低コストで死亡保障を求める人に適しているものです。
一方で解約時に返戻される金額が少ない点を留意する必要があります。
そのため、契約前には保険内容を詳しく確認することが重要です。

また、具体的な保険内容や条件は保険会社によって異なるため、複数の商品を比較検討することが望ましいです。
このように、低解約返戻金型終身保険は、長期的な保障と低コストのバランスを重視する人にとって、適した選択肢となり得ます。

積立利率変動型終身保険

積立利率変動型終身保険は、保険料の一部が積立金として運用され、
その運用成果に基づいて利率が変動する特徴を持っています。

この積立利率変動型終身保険は、定期的に見直される利率によって運用される積立金のリターンが変化します。
そのため、市場の金利動向に左右されることがあります。
加入者は、保険期間中に金利の変動に応じた利益を享受する可能性がある一方で、市場状況によっては想定よりも低いリターンになるリスクもあります。

このタイプの低解約返戻金型終身保険は、終身保険としての基本的な死亡保障を提供しながらも、
積立金の運用を通じて将来の資金形成を目指すことが可能です。
保険料の一部が積立金として管理され、それが変動する市場利率に基づいて運用されるため、経済状況に応じて返戻金の額が増減することが特徴です。

積立利率変動型終身保険は、市場の金利動向に興味があるか、
またはより高いリターンを目指している加入者に適しています。

しかし、市場の変動によるリスクを理解し、自身のリスク許容度と照らし合わせて検討することが重要です。
保険商品としての特性や利率の変動性を考慮に入れ、加入前に詳細な情報を得ることが大切です。

終身保険のメリット

終身医療保険のメリット・デメリットを見ていきましょう。
終身型の基本的な構造は
保障が一生涯続くというものです。
保険料の支払期間は一定期間と定めることもできますし、
終身払いにして、保険料を抑えることもできます。

その事によるメリット・デメリットを見ていきます。

保障が一生涯続く

まずメリットですが、
これは一にも二にも保障を一生涯持つことができるというものです。
また、保険料と保障も変わることがないので、
状況を安定させやすいです。

共済保険などが比較の対象としてわかりやすいのですが。
共済保険などは保障は65歳で老齢型に切り替わるので
65歳になると保険料は倍になり
保障は半分になってしまいます。

終身医療保険に加入していれば、
保険料が倍になったり、
保障が半分になったりすることを防ぐことになります。

保険料が変わらない

終身保険は、その名の通り加入者の一生涯にわたって保障を提供する保険商品です。
特に注目すべき点の一つが「保険料が一定」であることです。
この終身保険の最大の特徴は、一度加入すると保険料が変わらないことにあります。
具体的には、契約時に決定された保険料は、保険期間中変動することがありません。
これは加入者にとって大きなメリットとなります。

終身保険の保険料が一定であることのメリットは、
経済状況や市場の変動に左右されず、将来にわたって安定した金額の保険料の支払いが可能であることです。
これにより、加入者は長期的な財務計画を立てやすくなり、予測可能な保険料に基づいて家計の管理を行うことができます。

終身保険におけるこの固定保険料の仕組みは、加入者が高齢になるにつれて健康リスクが高まっても、
保険料が上昇することがないという安心感を得ることができます。
また、長期間にわたって同一の保険料を支払い続けることで、将来に向けた安定した資産形成の一助ともなります。

このように、終身保険の一定の保険料制度は、加入者にとって予測可能性と安定性をもたらし、
生涯を通じての資金計画を支える重要な特徴です。

貯蓄性がある

終身保険は、死亡保障を提供する主要な機能に加え、貯蓄性という重要な側面を持っています。
この貯蓄機能は、終身保険を単なるリスク保障の手段以上のものにしています。
長期的な資産形成の一環としても利用されることがあります。

終身保険の貯蓄性は、加入者が定期的に支払う保険料の一部が積み立てられ、
将来的には解約返戻金(解約時の払戻金)として戻ってくる仕組みに基づいています。
保険期間が長く続くほど、この積立金は増加し、加入者が保険を解約する際や、
特定の条件下で保険金が支払われる際には、これらの積立金が加算されることが一般的です。

この貯蓄機能により、終身保険は長期的な資金計画に役立ちます。
例えば、老後の生活資金の準備や子供の教育費用、または将来の大きな支出のための貯蓄など、
様々な目的で利用することができます。
さらに、一部の終身保険商品では、積立利率が設定され、保険会社の運用成績に応じて返戻金が増加する可能性もあります。

終身保険の貯蓄性は、安定した貯蓄手段を求める人々に特に適しています。
保険料の支払いが一定期間続くことで、強制的な貯蓄効果が生まれ、将来的な資金形成を支援します。
しかし、具体的な返戻率(払い戻し率)や条件は保険商品によって異なるため、
加入前には詳細を確認することが重要です。

このように終身保険の貯蓄機能は、リスク保障と並行して、加入者の将来の資金計画に貢献する重要な役割を果たしています。

相続対策に使える

終身保険は、相続対策の手段としても非常に有効です。
相続が発生した際に、迅速かつ柔軟に資金を提供することが可能なため、多くの人々に利用されています。

終身保険の最大の特徴の一つは、保険金が受取人に直接支払われる点です。
これにより、相続財産としての手続きや相続税の対象外となる場合が多く、
相続が生じた際には、遺族が迅速に保険金を受け取ることができます。
このため、相続時の現金ニーズに対応するための即時の資金源として活用されることがあります。

また、終身保険には、解約返戻金(解約時の払戻金)という特徴があります。
これは、保険を解約した場合に、加入者が支払った保険料の一部が返金される制度です。
この解約返戻金は、生前の資産整理や相続計画の一環としても利用することができます。

さらに、終身保険は遺族の生活保障や教育資金といった目的で加入することが一般的ですが、相続対策としても重要な役割を果たします。
特に、相続税の納税資金の確保や、相続による資産分割の際の現金ニーズに応じるために使用されることがあります。

このように、日本で販売されている終身保険は、相続対策としての多面的な機能を有しており、
遺族の経済的な負担を軽減し、スムーズな資産の移転を支援する重要なツールとなっています。

ただし、具体的な保険内容や相続税法の詳細は専門家に相談することが大切ですね。

終身保険のデメリット

メリットがあれば、当然デメリットもあります。
デメリットは
「見直しタイミングを逸しやすい」というものです。

保障が一生涯で保険料も変わらないので、安心してしまうのです。
後述しますが、定期保険では一定期間ごとに更新があるので
自動的に見直されたり、意識して見直すことができます。

また、終身保険は保障を一生涯確保するという特性上、
後述する定期保険に比べて保険料は高くなります。
もし、見直す際はその時の年齢で見直しになるので
保険料は必然的に高くなっていきます。

保険料が割高

終身保険と定期保険は、保障内容と保険料の面で重要な違いがあります。
特に、終身保険は定期保険に比べて保険料が割高になる傾向があります。

終身保険は、加入者の生涯を通じて保障を提供する保険商品です。
そのため、加入者が亡くなるまでの長期間にわたり保険金の支払いリスクを保険会社が負うことになります。
この長期的な保障のため、保険会社は高いリスクを背負うことになり、それに伴い保険料も高く設定されるのが一般的です。

一方で、定期保険は指定された期間(例えば10年、20年、30年など)のみ保障が提供されるため、
保険会社が負うリスクはより短期間に限られます。
この短期間のリスクを考慮すると、定期保険の保険料は相対的に低く設定される傾向にあります。

加えて、終身保険は通常、貯蓄要素や解約返戻金といった特徴も兼ね備えています。
これは、加入者が保険を解約する場合に、支払った保険料の一部が返戻されるという制度です。
このような貯蓄機能を持つことにより、終身保険は単なるリスク保障以上の価値を提供しますが、それに伴い保険料も高くなります。

したがって、終身保険の保険料が定期保険に比べて割高になるのは、
長期間の保障、高いリスクのカバー、および追加の貯蓄機能に起因しています。
これらの要素は、加入者が終身保険を選択する際に考慮すべき重要な点です。

保障内容を見直しづらい

終身保険は、加入者の一生涯にわたって保障を提供する保険商品ですが、
その保障内容を見直すことは比較的困難な面があります。
この点は、終身保険を選択する際に考慮すべき重要な要素の一つです。

終身保険の契約は、基本的に加入時の健康状態やリスク要因に基づいて保険料が設定されます。
一度保険契約が成立すると、保険会社は加入者の生涯にわたって保障を提供することを約束します。
そのため、契約後に加入者の健康状態やリスク要因が変化しても、元の契約条件を基に保険が継続されるのが通常です。

この契約の性質上、加入者が保険の保障内容を途中で見直したいと考えた場合、新たな健康診断やリスク評価が必要になる場合があります。
特に年齢が上がったり、健康状態に変化が生じたりした場合、新しい保険契約の条件は元の契約よりも不利になる可能性が高いです。

さらに、終身保険の解約と再加入は、解約返戻金の損失や新たな保険料の増加を意味することが多く、経済的な負担が大きくなります。
そのため、保障内容の見直しには慎重な検討が必要であり、多くの場合、加入者は元の契約を維持する方が合理的と判断することがあります。

結果として、終身保険はその長期的な安定性と予測可能性が魅力ですが、
同時に保障内容の柔軟な見直しが難しいという側面も持ち合わせています。
そのため、終身保険に加入する際には、将来にわたる自身のニーズや家族の状況を熟考し、適切な保障内容を選択することが重要です。

定期保険とは

定期保険は、指定された期間だけ特定の保障を提供する保険商品です。
この保険の基本的な特徴は、保障期間が限られており、
その期間内に保険の対象となる事象(主に加入者の死亡や高度障害)が発生した場合にのみ、保険金が支払われることです。

定期保険の保障期間は、契約時に加入者が選択します。
一般的な期間は10年、20年、または30年などで、この期間が終了すると保険契約も終了し、保険金の支払い権利も失われます。
保険期間の終了後、加入者が引き続き保障を希望する場合は、新たな保険契約を結ぶ必要があります。

定期保険は、主に死亡保障に重点を置いており、加入者が保険期間中に亡くなった場合、契約した保険金額が遺族や指定された受取人に支払われます。
このタイプの定期保険には一般的に貯蓄機能が含まれていないため、保険期間が終了しても解約返戻金は発生しません。

定期保険は、限定された期間におけるリスクをカバーするためのシンプルな保険商品であり、
特定のライフステージやニーズに合わせて保障を提供することに特化しています。
保険料は比較的低めに設定されていることが多く、必要な期間だけ保障を得ることができるため、多くの人々に選ばれています。

定額タイプ

定額タイプの定期保険は、保障期間中に一定の保険金額を提供する保険商品です。
このタイプの保険は、加入者が契約期間中に亡くなった場合に限り、
予め定められた固定額の保険金が受取人に支払われる仕組みを持っています。

保障期間は通常、10年、20年、30年など、加入者が選択する期間によって異なります。
契約期間が終了すると保険契約も終了し、それ以上の保障は提供されません。
契約期間終了後に加入者が引き続き保障を希望する場合は、新たに保険契約を結ぶ必要があります。

定額タイプの定期保険は、主に死亡保障に焦点を当てており、加入者が保険期間中に亡くなった場合、
指定された保険金額が遺族や指定された受取人に支払われます。
このタイプの保険には貯蓄要素は含まれておらず、保険期間終了時に解約返戻金は発生しません。

このように、定額タイプの定期保険は、特定の期間、特定の金額の保障を提供することに特化しており、
加入者のライフステージやニーズに合わせた保障計画を立てる際に有効です。
保険料は比較的低価格に設定されていることが多く、加入者にとって経済的な負担が少ない点も特徴の一つです。

逓減定期保険

日本で販売されている逓減定期保険は、保障期間中に保険金額が徐々に減少するタイプの保険商品です。
この保険の特徴は、時間の経過とともに保険金額が段階的に低下し、契約期間の終了時には保険金額がゼロまたは最小限になる点にあります。

逓減定期保険は、主にローンや住宅ローンなどの債務の残高が時間とともに減少する状況に合わせて設計されています。
例えば、住宅ローンを組んでいる場合、ローンの残高が減少するにつれて、それに連動して保険金額も減少します。
この仕組みにより、加入者が亡くなった場合、残された遺族が抱える金銭的な負担を軽減することができます。

保障期間は通常、ローンの返済期間と一致するように設定され、10年、20年、30年など加入者が選択する期間によって異なります。
契約期間が終了すると保険契約も終了し、それ以上の保障は提供されません。

逓減定期保険の保険料は比較的低価格に設定されることが多く、特に保障が必要とされる期間に合わせた柔軟なプランニングが可能です。
このタイプの保険は、特に住宅ローンや子供の教育費用など、時間とともに減少する財務的な責任を持つ人々に適しています。
逓減定期保険は、経済的負担が減少するにつれて保険金額も合わせて調整されるため、効率的なリスク管理が可能です。

収入保障保険

収入保障保険は、加入者が亡くなった際に遺族に一定期間、定期的な収入を提供するタイプの保険商品です。
この保険の目的は、主に加入者の死亡によって生じる家族の経済的な損失を補填することにあります。

このタイプの保険では、加入者が亡くなった場合に、
その死亡時点から特定の期間(例えば5年、10年、20年など)にわたって、定期的に保険金が遺族に支払われます。
支払いは月額または年額で行われ、保険契約時に設定された金額と期間に基づいています。

収入保障保険は、加入者の収入に依存する家族が経済的な安定を保つために設計されています。
特に、子供の教育費や住宅ローンの返済など、長期にわたる経済的責任を負っている家庭にとって、
加入者の死亡に伴う収入の喪失を補う有効な手段です。

保険期間中は、定額の保険料を支払うことで、加入者が亡くなった場合の遺族の経済的なサポートが確保されます。
しかし、保険期間が終了すると、保険からの給付も終了します。

収入保障保険は、遺族が経済的な困難に直面しないよう、
亡くなった加入者の収入を一定期間置き換える役割を果たします。
この保険は、特に家族を持つ働き手にとって、万が一のリスクに備えるための重要な選択肢となります。

定期保険のメリット

定期保険のメリット・デメリットを見ていきましょう。
定期保険の基本的な構造は
定期的(一般的に10年)に更新があるというものです。

その事によるメリット・デメリットを見ていきます。

保険料が比較的安い

定期医療保険のメリットは
放っておいても更新が来るので、
強制的に見直し機会を設けることができるということです。

ただ更新するだけだと、
保障内容は変わらないか、保障内容も併せて医療の情勢にかなったものになるかは保険会社によります。
それでも時期が定期的に訪れるので機会を逃す可能性は低いです。

更新期間10年というのも絶妙で、
10年経てばやはり医療の実情は変わっていることも多いので、
見直しタイミングとしてはよいように思えます。

必要に応じて保障を手厚くできる

定期保険は、加入者が特定の期間中のみ保障を受ける保険商品で、
必要に応じて保障を手厚くすることが可能な柔軟な特徴を持っています。
この保険は、特定のライフイベントや責任期間に対応して保障をカスタマイズできる点が大きな利点です。

例えば、家族を持つ方や住宅ローンを抱えている方が、その責任期間に合わせて保障を手厚く設定することができます。
子供の教育期間や住宅ローンの返済期間など、特定の期間中に高い経済的リスクが予想される場合、
定期保険を利用してその期間におけるリスクをカバーすることができます。

定期保険の保障内容は、契約時に加入者のニーズや目的に応じて設定され、
保険金額や保障期間を選択することが可能です。こ
のため、短期間であればあるほど、より高い保障を手頃な保険料で提供することが可能になります。

また、保障期間が終了する前に、再び保険の必要性が生じた場合、
新たな保険に加入することで継続的な保障を得ることができます。
このように、定期保険は加入者の現在の生活状況や将来の計画に応じて、必要な時に必要な保障を提供する柔軟性を持っています。

この柔軟性により、定期保険は経済的なリスクが変動する家庭や個人にとって、特に有効な保険選択肢となります。
保険期間中に必要な保障を手厚く設定し、その後は必要に応じて新たな保険に切り替えることで、生涯を通じたリスク管理が可能です。

ライフステージによって保障を見直しやすい

定期保険は、ライフステージの変化に応じて保障内容を容易に見直すことができる保険商品です。
この柔軟性は、人生のさまざまな段階で変わる保障ニーズに適応しやすいという大きなメリットを提供します。

定期保険の保障期間は、短期間から長期間まで加入者が選択できるため、
家族構成の変化、キャリアの進展、住宅ローンの返済完了など、
ライフステージに応じたニーズに合わせて適切な保障期間を設定することが可能です。
たとえば、子供が独立するまでの期間や、住宅ローンの返済期間に合わせて保険を契約し、その後は保障内容を見直すことができます。

定期保険の契約期間が終了した際には、新たなライフステージに合わせて再度保険の必要性を評価し、
新しい保険契約を検討することができます。
これにより、経済的な負担やリスクの変化に合わせて、保険の保障を調整することが容易になります。

さらに、定期保険は比較的低コストで提供されることが多く、
ライフステージの変化に伴い保険を新しく契約する際の経済的な負担も軽減されます。
このように、定期保険はライフステージの変化に応じた保障の見直しを行いやすい保険商品として、多くの人々に選ばれています。

定期医療保険のデメリット

定期医療保険のデメリットは
これまた、定期的に更新タイミングが来る故に
保険料も定期的に上昇するということです。

仮に、保障の内容に見直す必要がなかったとしても
更新されてしまうので保険料は必要を感じている以内にかかわらず
強制的に上昇します。

ただ、終身保険も10年毎に見直すのであれば、その都度、保険料は上がります。
医療の情勢に併せて見直していく必要がある医療保険においては
保険料の上昇は宿命なので。
保険料をそのタイミングごとで低めに抑えられるというのはメリットと捉えられないこともありません。

更新時に保険料が上がる

定期保険は、契約の更新時に保険料が上昇することが一般的です。

定期保険は、指定された期間(例えば10年、20年など)の保障を提供します。
この期間が終了すると、保険契約は必要に応じて更新する必要があります。
同条件の保障で契約を更新時には加入者の年齢が原契約時よりも高くなっています。

保険のリスクは年齢と密接に関連しており、加入者の年齢が高くなるほど、保険会社がカバーするリスクが大きくなります。
その結果、保険料は加入者の年齢が上がるにつれて増加する傾向があります。

また、保険更新時には、加入者の健康状態やライフスタイルの変化なども再評価されます。
これらの要因がリスク評価に影響を与える可能性があり、結果として保険料の増加につながることがあります。

保険契約の更新時には、通常、新しい契約条件が適用されるため、
市場状況や保険会社のリスク評価方針の変更も保険料に影響を与える可能性があります。
このため、同じ保障内容であっても、新たな契約期間では以前よりも高い保険料が設定されることが一般的です。

定期保険の更新時に保険料が上がることは、保険を選択する際に考慮すべき重要な要素の一つです。
加入者は、将来的な保険料の変動を理解し、自身の資金計画に合わせて適切な保険商品を選択する必要があります。

保障が一定期間で終了してしまう

定期保険は、その名の通り、保障が特定の期間に限定される保険商品です。
この保険の主な特性は、加入者が予め選択した期間(例えば10年、20年、30年など)の間のみ、
死亡保障や病気やケガ、その他の特定のリスクに対する保障を提供することです。

定期保険の保障期間は、契約時に加入者によって設定されます。
この期間が終了すると、保険契約も自動的に終了し、それ以降は保険からの保障を受けることができなくなります。
保険期間が終了した後、加入者が引き続き保障を必要とする場合は、
契約を更新するか、新たな保険契約を結ぶ必要があります。

定期保険が期間限定であることの主な理由は、この種の保険が特定の短期間のリスクに焦点を当てているためです。
例えば、子供の教育期間、住宅ローンの返済期間、または特定のキャリアの段階など、
一定期間に特化した経済的リスクをカバーするために設計されています。

定期保険は、契約期間が終了すると保障が終了するため、加入者はライフステージや経済状況の変化に応じて、
保険のニーズを定期的に評価し直す必要があります。
保険期間の終了は、新しい保険契約を検討し、現在のニーズに合わせて保険計画を更新する機会となります。
この特性により、定期保険はライフステージの変化に柔軟に対応し、
必要な期間に必要な保障を提供するという点で、多くの人々に選ばれています。

解約返戻金(解約時の払戻金)が殆どない

定期保険は、解約返戻金がないことが一般的な特徴の一つです。
これは定期保険の基本的な構造に由来しています。

定期保険は、指定された期間(例えば10年、20年など)に限定されたリスク(主に加入者の死亡)に対する保障を提供する保険です。
この種の保険は、主にリスク保障に重点を置いており、貯蓄や投資の要素は含まれていません。
そのため、加入者が保険期間中に保険を解約した場合でも、支払った保険料の一部を返金する解約返戻金は発生しません。

解約返戻金のない構造は、定期保険が比較的低い保険料で提供される理由の一つです。
保険会社は貯蓄要素を管理するコストがかからず、その分を保険料の削減に反映させることができます。
このため、定期保険は加入者にとって経済的負担が少ないものとなります。

定期保険のこの特性は、加入者が保険を選ぶ際に重要な考慮点です。
保障のみを重視し、短期間の経済的リスクに対する保険を求める場合には適していますが、
貯蓄や投資のリターンを期待する場合には他の保険商品を検討する必要があります。

終身保険がおススメな人

終身保険は、特に長期的な保障を求める人におすすめです。
終身保険は、加入者の一生涯にわたって保障を提供し、予測可能で安定した保険料が特徴です。
契約時に決定された保険料が変わらないため、経済的な計画を立てやすく、長期的な財務安定を求める人に適しています。
また、解約返戻金の機能があるため、貯蓄要素を重視する人にも良い選択肢となります。

終身保険は相続対策としても利用でき、保険金は相続財産とは別に遺族に支払われます。
これにより、相続計画の一環として終身保険を検討する価値があります。
さらに、年齢を重ねても保険の保障が続くため、高齢になっても保険を維持したいと考えている人にとっても適しています。

結局のところ、終身保険は、安定性、貯蓄機能、相続対策、長期保障といった点を重視する人にとって理想的な保険商品です。
しかし、保険は個人の経済状況や将来計画に深く関わるため、契約前には自身のニーズや目的を十分に検討し、最適な選択をすることが重要です。

定期保険がおススメな人

定期保険は特定の期間、特に経済的リスクが高い時期に対する保障を求める人に適しています。
これには、子供の教育期間や住宅ローンの返済期間など、限定された期間で高い金額の責任を負う状況が含まれます。
このような特定の期間に重点を置いた保障を求める人にとって、定期保険は理想的です。

次に、比較的低コストで保険を求める人にも定期保険は適しています。
定期保険は、終身保険に比べて保険料が低価格に設定されることが多く、
短期間の保障に焦点を当てることで、経済的な負担を軽減できます。

また、将来の経済状況やライフステージが変化することを予期している人にも、定期保険が適しています。
保険期間が終了すれば、新たなライフステージやニーズに応じて保険を見直すことができるため、
柔軟なリスク管理が可能です。

加えて、特定の目的や期間に焦点を当てた保険計画を立てたい人にも、定期保険は有効な選択肢です。
一定期間後のリスクが低減する場合、保険の必要性がなくなるため、
その期間のみ保障を得ることが望ましいと考える人にとって、定期保険は理想的な選択肢となります。

これらの特徴から、定期保険は特定の期間に限定された保障を求め、
経済的負担を抑えたいと考えている人々におすすめです。
ただし、保険選択は個人の状況やニーズに基づいて行うべきであり、契約前にはしっかりと自身の状況を検討することが重要です。

まとめ

終身医療保険は
・保障が一生涯確保できる
・保険料も見直ししなければ上昇しない
メリットがある反面
・見直しタイミングを逸しやすい
・保険料は定期保険に比べて割高になりやすい
というデメリットもあります。

定期医療保険は
定期的に見直すタイミングに恵まれるというメリットがある反面
見直す必要がなくても保険料が更新の度に上昇するというデメリットがあります。


何れにせよ、医療保険は医療の情勢に併せて、
見直す必要があるものなので、
今加入しているものが終身、定期にかかわらず、
定期的に見直すことが必要です。

若いうちは定期保険で保険料を割安に確保して、
子育てが一段落して、家計の財政が安定してきて、
先が見通せるように成ったタイミングで終身保険で保障を一生涯確保するという方法も
一つの方法かと思います。



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