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セカンドオピニオンの注意点〜死亡保険〜



多量の資金を投下する投資において事前調査やセカンドオピニオンは必須です。
今回はより具体的にどういう点に注意していったら良いかを説明していきます。
今回は死亡保険についてです。

目次

死亡保険の仕組みと目的

生命保険には保険会社から支払われる保障の内容によって
・死亡保険(余りこの呼ばれ方はしませんが)
・医療保険
・介護保険
・就業不能保険
・がん保険

などがあります。
その中で今回説明するのは
”死亡保険”です。

これは、保険の対象の方がなくなった場合に
遺族に設定した金額のお金が支払われるものです。

死亡保険を検討する際に考えるべきこと

保険に限ったわけではありませんが、
まずは、それをなんのために加入するかを明確にしましょう。
保険の場合はその保障が必要であるかどうかです。

もしその保障が必要だった場合に、
保険云々言う前に、世の中にはどのような仕組みがあるのかを考える必要があります。

ではそのプロセスを具体的に見ていきましょう。

養っている方がいるか

死亡保険の主目的は死亡保険金を残すということです。
つまり、それを受け取ることを必要としている方がいるかどうかです。

もう少し具体的に言うと養っている方がいるかどうかです。
例えば、ご結婚していてお子さんがいるかどうかですね。
昨今は共働きも多く、経済力豊かな女性も増えていますから
男女余り関係なくなっていますね。

自分ひとりの場合や養っているのが奥さんだけの場合などは
余り、死亡保障の必要性は高くないですね。

人が一人生きていくのが不可能な世の中ではないです。
また、ものの筋として、自分ひとり生きていくことができるような自分でなくてはいけないですよね。

社会保障制度で保障はあるか

そして、日本人の大多数は民間の生命保険以外にも保険に入っています。
実は民間の生命保険以上にこちらの普及率のほうが高いです。
その名も
”国民年金保険””厚生年金保険”
です。
その名の通り、保険ですね。

これには遺族年金という制度があります。
コレも、保険の対象者が亡くなった場合に遺族にお金がい支払われるというものです。
遺族年金は基本的には子供の権利なので、
子供の人数によって増減しますし、
子供が18歳になった年度の3月31日まで支給されます。

この制度の良し悪しは別として、
国民健康保険や厚生年金保険はほぼ、強制加入なので
コレをまず、保障の核にして、
その後にご自分の資産や保険などを検討するのが道理です。

死亡保険の代替となる資産や仕組み

保険云々考えるよりも前に、
保障が必要であればまず、
御自身の資産でなんとかできないか考えるのが筋でしょう。
保険料はなにも不測の事態が発生しなければ無駄金です。
しかし、資産はなにも無ければ、”資産”ですからね。

さて、死亡保障を確保するためのツールは他にもあります。
その筆頭は”家”です。
コレは居住用のマイホームでも投資用の物件でも構いません。

ローンを組んでいれば、
”団体信用生命保険”というものが付帯されています。
これは、保険の対象者(ローンを組んでいる方)が亡くなった際に
保険がローンを精算するというものです。
つまり、ローンが無くなるというものです。
遺族にはローンがない物件が手に入るというものです。

ローンが亡くなった物件を
・住み続ける場合は住む場所への支払いが無くなる(出費が減る)
・人に貸す場合は家賃収入が入ってくる(収入が増える)
どちらも実質的な収入の増加に当たります。

保険の対象者の生前には
・マイホームの場合はそもそも、住む場所にローンの支払は含まれています
・投資用物件の場合は家賃収入でローンの支払を充当
となるため、基本的には保障を確保するためのプラスαの出費はありません。

民間の死亡保険に入るよりはまず、経済的にも有利でしょう。

まとめ

死亡保険を考える手順は以下の通りになりますね。
①自分にはその保障がいるか(養っている家族、特に子供がいるか)
     ↓
②社会保障制度で保障はあるか
     ↓
③自分の資産でカバーできるか

ここまでやって、初めて民間の生命保険の出番になります。
それほど、難しいことではないので、
ぜひ皆さん、いきなり保険屋さんの話を聞く前にやってみてみてください。

そして、もし御自身でむかしい場合は、
保険屋さんに相談する前に、まずファイナンシャルプランナーにご相談を!!
上記のプラセスを一緒に考えることができます。
どうぞ、上手にご活用ください。


当ファイナンシャルプランナー事務所は東京都を中心に法人・個人関わらず、あらゆる”お金の問題”の解決を専門としております。
具体的なお悩みをお持ちの方は是非一度、お問い合わせ下さい。

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