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老後の年金対策として不動産投資は効果的?投資する前の注意点について解説



FPとして実務をしていると、その一言を真に受けちゃいけないよ〜
って場面に出くわす事が多々あります。
各業者さんごとにそんな一言があるんですよね。
そんな一言を解きほぐしていきましょう。
まず、今回は投資用不動産屋さんのそんな一言から。

目次

投資用不動産屋さんのこの一言にご注意

先に断っておくと、ここでの話は
ワンルームマンションの投資に限定した話です。

投資用不動産屋さんが言う言葉で一番気をつけなきゃいけない一言。
それは
”老後の年金対策”という一言ですね。

どういうことか。
投資用不動産にのメリットは大きく分けて
・年金対策
・節税
・団体信用生命保険
があります。

”将来のために”に惑わされないようにするためには

その中でも投資用不動産の営業マンは
”老後の年金対策”について語りたがることが多いです。
それはなぜか。
そして、なぜ、それが注意が必要なのか。

”将来のために”に惑わされないようにするためには

なぜ”老後の年金対策”に注意が必要なのか

なぜ、”老後の年金対策”に注意が必要なのか。
それは、そもそもそこまで持つこと自体があまりメリットにならないことが多いからです。

①35年後の不動産市場、日本の情勢がわからない
以前の記事でも、35年先のことについて記載して
「マンション投資って実際のところ何がイイの??? 不動産投資の実際のメリットについて」という記事があるので、
そちらも併せてご覧ください。


②保有期間が長期化すると収支が悪くなりやすい
物件の保有期間が長くなればなるほど、
収支が悪くなるのが一般的です。
なぜか?
・家賃が下がる
・築年数が浅い物件に比べると競争力が劣る
・修繕費、修繕積立て費が上がるケースが多くなる
・節税力が下がる

すべてを語り出すと長くなるので、詳細については別の機会に記事にしますね。
購入してから10~15年くらいは収支が安定していることも多く、
節税メリットも受けられる(購入時の築年数にもよりますが)ので
年間通しても節税メリットを受けることを目的に保有するのはよいでしょう。

収支が悪化した後に待っていることとその対策

実際、どのようなよい物件でも年数がたつと年間収支、月々の収支がマイナスになるケースが多く、
それまで積み上げた節税メリットを食い潰してマイナスになるケースが多いです。

無事に35年間ローンを支払って、家賃収入を得られるようになると
シミュレーション上はそのマイナスを回収することはできます。
家賃収入と売却のタイミングによっても回収することはできるでしょう。

問題なのは、サラリーマン投資家に節税メリットがなくなった後からローン支払い完了までのマイナス期間が乗り切れるかどうか。
と言うのが非常に難しい問題になります。
精神的にも経済的にも非常に大きな負担になるからです。

そのことまで考慮に入れると、
節税メリットを得られる期間を満喫したら、
売却して、次の節税メリットのある物件を購入して入れ替える。
そうやって、常に節税し続けるというのが
サラリーマン投資家が無理なく投資用不動産でメリットを享受し続ける方法になります。

”老後の年金対策”に惑わされないようにするためには

”老後の年金対策”という言葉に惑わされないようにするために注意、準備しておけることは二つです。
①購入目的を明確にしておく
②投資用不動産以外の老後の年金対策をスタートしておく

それぞれについて説明していきましょう。

①購入目的を明確にしておく

上記に記した通り、
不動産屋さんの営業を受ける前に明確に目的を設定しておくことが大事になります。
上記にも述べたようにそれは
”税金対策”です。

それに叶う物件かどうかという目線で
説明を聞き、シミュレーション表を確認することが大切になります。

②投資用不動産以外の老後の年金対策をスタートしておく

自分が何も対策をしていないから
投資用不動産の営業マンから
”年金対策”の言葉を聞かされると心惑わされてしまうのです。
だから、
やっとけばいいのです。それも、投資用不動産よりも実現可能性が高い方法をです。
ご自身で投資を!!


こう言うと、「私、投資とかしたことないし、向いてない」という声が聞こえてきそうです。
そういう方は以前の記事の○○○○という記事を読んでみてください。

投資をやったことがない方はまずは
確定拠出年金・iDeCoをやってください。

まとめ

投資用不動産の営業マンさんから
”老後の年金対策”といわれたときは注意してください
(言わない営業マンいるのかな?)
老後の年金対策を享受できるまでには
サラリーマン投資家さんにはかなりの高いハードルが待ち構えています。

その言葉に惑わされないようにするためには
・”税金対策”という明確な目的を設定しておく
・自分で投資をし、年金対策をしておく
というのが大切になります。

さぁ、勇気を出して、
まずは確定拠出年金・iDeCo
もしくはFXにチャレンジしてみてください。
どちらも老後の年金対策にはピッタリで、投資用不動産の営業マン撃退には十分です。
(〇〇という記事と〇〇という記事をご参照ください)


当ファイナンシャルプランナー事務所は東京都を中心に法人・個人関わらず、あらゆる”お金の問題”の解決を専門としております。
具体的なお悩みをお持ちの方は是非一度、お問い合わせ下さい。

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