財形はアリか? ナシか?
最近ではめっきり聞かなくなった・・・・
と思っていたのですが、
意外と聞かれることがある
”財形成貯蓄制度”
コレは果たしてお得なのかどうかを説明します。
目次
財形貯蓄制度とは?
財形貯蓄制度はは、
「勤労者財産形成促進制度」に含まれる制度のひとつで、
国と会社が連携して、従業員の資産づくりを支援する制度です。
早い話が会社経由で貯金をする制度です。
◯勤労者財産形成貯蓄(一般財形貯蓄)
◯勤労者財産形成年金貯蓄(財形年金貯蓄)
◯勤労者財産形成住宅貯蓄(財形住宅貯蓄)
と目的別に設定されています。
財形貯蓄制度のメリットとは?
財形貯蓄制度の主なメリットは主に2つ
①貯蓄に対して発生した利息に対しては非課税となるというものです。
預金・投資信託・国債・金融債などで運用されるので利回りが良ければ、
メリットになることはあります。
②給与から天引となる
財形貯蓄制度を使うのはアリか? ナシか?
結論から言うと
正直、今の時代ではもうナシかなと思います。
完全に確定拠出年金やNISAの下位互換になってしまっています。
上記の①にかんしてはNISAも利益に対しては非課税です。
また、投資の選択肢も広く、NISAの方が自由度が大きいです。
②にかんしても、確定拠出年金やiDeCoも給与天引きにすることができます。
(会社によっては受け付けてくれませんが)
仮にできなくても、口座引落されるので、天引きされているのとあまり大差ありません。
また、確定拠出年金・iDeCoなら、拠出金がそもそも所得控除になります。
しかし、財形貯蓄制度に拠出しても控除の対象にはなりません。
まとめ
結論から言うと、いまさら活用する優先順位は低いです。
昭和46年に制定された勤労者財産形成促進法によるものだけあって
時代遅れ感は否めないです。
今ほど投資へのハードルが低くなかった時代を想定した制度です。
昭和46年といえば高度経済成長真っ只中ですからね。
高度経済成長の夢のあとといった感じです。
私見ですが、ただ積み立ててあとは時間が経つのを待つだけ
というなら、他にいくらでも選択すべき手法はあります。
何より学びが少ないというのがいただけないです。
悪いこと言わないので、確定拠出年金・iDeCoやその他の投資にお金を回しましょう。
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