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投資入門としてのFX

 

世間一般的にはFXといえば、ハイリスク投資の筆頭のような語られ方をすることが多いですよね。

ただ、使い方を工夫し、リスクコントロールをきちんとすると
投資入門の道具としてはコレ以上ない位、使い勝手のよいものになります。
今回は投資入門の道具としてのFXについてお話をしていきたいと思います。

目次

そもそもFXが危険と言われる原因

FXの具体的な仕組みに関しては詳しく話を出すと長くなるので
今回は簡単な仕組みと投資の入門としての話に集約します。

FX=外国為替証拠金取引
と言います。
外国為替というのは
外国と日本の通過をやり取りでその利ざやを稼ぐものですね。
これだけだと、海外旅行に行くとき皆さんやっていますね。

これを、お金を担保にお金を借りてきて、
自身の保有する金額以上の資金規模で外国為替取引を行うことを
外国為替証拠金取引といいます。

一般的にFXが危険と言われる所以はこの借りてこれるお金が大きくなることで
利益だけでなく、損失が大きくなるからです。
このリスクについても説明しだすと長くなるので
また紙面を改めて説明しますね。

リスクのコントロールの方法に関しては後述します。

FXの投資入門としてのメリット

FXが投資入門の道具としての最適であるという話の前に
投資入門の道具としての向かないものの要素は以下の2つですね。
①情報が多すぎる
②投下する資金の単位が大きすぎる

詳細については以前の
「投資に向いていない人と思っている人が投資を始める方法」
という記事をご参照ください。

上記2点からの視点で投資入門の道具としてのFXの説明をしていきます。

選択肢の多さということに対するFX

FXが投資入門の道具としての最適な理由の1つ目が
着目するべき指数や選択肢が少ないことにあります。

以前、投資入門の道具としての確定拠出年金のところでもお話しましたが
株の取引を難している要因の一つとして、
その選択肢(購入可能株式の種類)の多さという話をしました。

FXは通貨同士の取引なので、その数は激減します。
また、日本人の場合は日本円が基軸になり更に選択肢は狭くなります。
そして、日本人の感覚ではアメリカの情報くらいは日々のニュースなどで入ってくるので
入門としての通貨選択は「日本円と米国ドル」の組み合わせ一択です。

この選択肢の少なさがFXが投資入門の道具としての最適な一員です。

必要資金という視点からのFX

FXは実は必要な金額の最小単位がかなり小さいです。
実務的なところで言えば、10万円あればまずは十分ですね。

FXといえば、大金が必要とか
損失が大きいという印象がありますが。

10万円しか入れていなければ、それ以上損失を被ることはありません。
大きく損失を被るのは適切なリスクコントロールをしない状態で
追加資金(追証)を入れるからです。

きちんと、そのへんを自制すれば、
10万円以上の損失を被ることはありません。

話はそれましたが、FXは10万円もあればはじめられます。

FXを投資入門として利用する上でのリスクコントロール

FXのリスクコントロールの方法にも色々とあります。
為替相場の歴史や相場など勉強することはたくさんありますが。
今回はまず簡単なところから。

大きく分けて2つです。
①レバレッジ(借り入れられる金額の倍率)を上げすぎない
②購入する金額(単位は)最小限にする

この二点で最初は十分です。

①レバレッジ(借り入れられる金額の倍率)を上げすぎない

ここは日本の金融機関でFX口座を開設すれば
必然的にレバレッジ(借り入れ倍率)は上限25倍になります。
海外の金融機関を利用すればこの上限はいくらでもあげられますが。
まずは、投資入門の道具としてのFXなので
日本の金融機関を利用しましょう。

日本の金融機関であればもし損失が出ても
翌年以降に損失を繰越もできて
税金の処理の上でもメリットがあります。

②購入する金額(単位は)最小限にする

これは口座を開設して取引を開始してから御自身で注意することが必要になります。

◯購入単位は1ドルをどれだけの単位で購入するかというものです。
 楽天証券の場合は最低購入単位は1,000単位となります。
 つまり、仮に1ドル=110円だったとしたらそれを1,000単位。
   1,000ドル分買うということになります。
 まずは購入する量はこれで十分です。

◯もう一つが上述の1,000単位での買いを何口行うかというものです。
 これも基本的には一口のみ。
 どんな状況であってもそれ以上は買わない。
 もし買いたければ損切りして、ポジションを解消するか、
 利益が出る水準まで待って売れるのを待ってからです。

このルールをきちんと守れば
1ドル=10円のレベルまで円高に触れない限りロスカットされることはありません。
(計算上の誤差はあるのであくまで目安です)
現状の日米の力関係でそこまで行くことは流石に考えにくいですね。


「そんな水準で取引することに意味があるのか」という声が聞こえてきそうですが。
イイんです。それで。
なにせ、今は投資の入門としての道具としてのFXであって
利益を上げることに関してはもっと先の話だからです。

まとめ

一般にリスクが高いと言われることが多いFXですが
◯情報が多すぎる
◯投下する資金の単位が大きすぎる
という投資スタートを妨げる要因を解消した投資入門の道具という側面を持っています。

①レバレッジ(借り入れられる金額の倍率)を上げすぎない
②購入する金額(単位は)最小限にする
この二点を意識しながら活用すれば
FXも十分(むしろ最適)な投資入門の道具となります。

是非、自己責任のもと、少しチャレンジしてみてはいかがでしょうか。


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