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預金に株投資信託、保険にFX・・・・資産運用における棲み分け

預金に生命保険、FXに株、投資信託。
金やプラチナ、仮想通貨に美術品に不動産。
投資の対象になるものは数あれど。
どれをどのように選ぶかはなかなかの難題です。

投資をするにあたって、
何を選択するかはとても大事なこと。

どれにどのような目的で配分していくか。
それを考えるための判断基準について説明します。

目次

投資判断をする上での根本的な指標

複数の異なるものを比較する際に大事になってくるのが
”基準”ですね。
異なる地域の経済格差や物価さを比較する指標に
”ビッグマック指標”なんてものがあるくらいですからね。

今回、
仕組みも目的も利回りもメリットもデメリットも異なる
金融商品、投資対象を比較する上での基準となるものはなにか。

それは
”流動性”です。
現代資本主義においては
投資というのは自由を経済的な選択肢(自由度)を獲得するために
現金化できることを目的に行われています。

結果、現金を使える状態にするというのが
一つの目標になります。

そのため、その投資資金を
”いつ使うか”を念頭に。
必要なときに現金化できるのかどうかと言うのが
比較検討する上で大切な尺度となります。

短期投資に向いているもの

流動性という尺度で見た際に10年以内に使うお金を
ここでは
”短期資金”とします。
その上で10年以内に現金化するという目的で投資をするならば
向いているものは
○預貯金
○保険(掛け捨て)
○外貨預金(FXを含む)

となります。

預貯金も金利はつくので、投資は投資です。
保険は投資というわけではないですが、
手元に資金が整っていない状況で不測の資金の必要な場面に出くわした際に補償を受け取るという形で
現金化できます。

FXは為替の動きを利用し、かつ長期保有することによる成長というものが見込みづらいので短期向きになります。

中期資金(10〜15年)に向いているもの

10〜15年の期間で使う可能性がある資金として向いているものは
○現金預金
○積立型生命保険(10年以上)
○投資信託とうの金融商品の積立(10年以上)

積立型生命保険の場合は基本的に支払いの最短が10年〜15年であることが多く。
積立終了までは元本から目減りしていることがほとんどです。
解約しても損をしないためにも最低でも10年は現金化できないと思うのが妥当です。

また、投資信託等の金融商品に関しては市況によってはもっと短期で利益が出る水準になります。
感覚的には10〜15年の期間さえ確保できれば、利益を出せる水準や場面には出会えると考えられます。

長期資金(15年以上)に向いているもの

15年以上現金化しないということを念頭に置くと
○金
○美術品
○不動産

が向いていると思われます。
美術品や不動産はそもそもの現金化の手間等もかかります。

美術品に関しては価値が出るかどうかはモノ次第という意味では再現性は低いかもしれません。
不動産に関しては節税目的、売却目的などによっても保有期間は変わりますが。
ローンを組んで買っている場合は残債の関係からも15年程度の保有することを念頭に購入するのが良いでしょう(当然、市況によってもっと早く売却して現金化することも考えられます)

まとめ

現金化するまでの期間という観点で
○10年以内に現金化するための投資
○10〜15年の間を想定するもの
○15年以上を想定するもの

によって投資の対象も投資の仕方も変わってきます。
みなさんも是非、自分がなんのために投資をしようとしているかを
今一度確認してみて、投資対象の選定をしてみてください。


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