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サラリーマンができる税金対策のいろいろ

一般的にサラリーマンは節税ができないと
よく言われています。

法人のように大掛かりに節税ができないという意味ではそうです。
しかし、サラリーマンも確定申告をすることはできますし、
それぞれ小さいながら控除の枠も認められています。

今回はそれらのサラリーマンにも認められている控除の枠を利用して
サラリーマンでもできる税金対策について整理して解説していきます。

目次

サラリーマンがきる税金対策の種類

先にも述べたとおり、サラリーマンに認められている控除というのは
法人などに比べて小さいです。
それでも種類はいくつかあります。
今回はそれらの中でも一般的に使いやすいものを挙げていきます。
(なお、今回は事業所得に関しては割愛します)

サラリーマンが一般的に利用できる税金対策の項目は以下のようになります。
①生命保険料控除
②扶養控除
③確定拠出年金
④家を買うーⅰマイホーム
      ⅱ投資用不動産

それぞれの概要と注意点を説明していきます。

①生命保険控除

生命保険料控除は
その年に支払った保険料の一部が還ってくるというものです。
○新生命保険料控除(死亡保険)
○介護医療保険料控除(医療保険、介護保険)
○個人年金保険料控除(個人年金)
それぞれの保険種類ごとに枠が設けられています。

それぞれ、年間支払う保険料80,000円までに対して
一定の掛け率を乗じて控除枠が設けられます。

あくまで、支払った保険料の一部が戻ってくるだけなので。
ちょっとお得に生命保険に入れるなと思っておくのが良いでしょう。

②扶養控除

扶養控除は扶養家族がいる場合に認められる控除の枠です。
これは別居の家族にも認められることがあります。
別居しているお父様やお母様が
年収が一定以下で、養っている場合や金銭的に援助している場合が該当します。

ただ、扶養に入れるだけで認められるわけではなく、
金銭的に援助している証拠は求められます。
(送金している通帳の記録など)

あくまで、金銭的に負担しているものを少しでも軽くしようというものですね。

③確定拠出年金・iDeCo

確定拠出年金は個人名義の年金積立ですね。
文字通り年金です。

将来の自分の生活のための資金を積み立てるものです。
これはかなりお得です。
拠出している(積み立てている)金額は全額所得控除になります。
所得控除になるということは、その分
所得がなかったという扱いになるので、
単純に税金は減ります。

また、積み立てたものは受取人は将来の自分です。
うまく運用することができれば、
受け取り金額を増やすこともできます。

税金も減らせて、自分のために貯蓄ができる。
最高ですね。

ただし、受け取りは65歳以降(2021年現在)で
それ以前はそのお金は使えないことには注意が必要ですね。

家を買う

家を買うという行為も税金対策にはなります。
家を買うと言っても色々とあり、
○マイホームを買う
○投資用不動産を買うとでは

税金の扱いが変わってきます。

マイホーム

マイホームを買うと
住宅借入金等特別控除という枠が認められていて
その年の12月31日段階のローンの残高の1%が所得税と住民税の一部から戻ってくる(上限あり)という制度です。(2021年現在)

家を買っても住むところにお金を払っている事自体は変わりません。
出費の勘定項目が家賃からローンの支払と変わっているだけで
税金の一部が戻ってくるというのはお得ですね。

ただ、マイホームを買うと住むところが限定されるため、
その後のキャリア形成やチャレンジの足かせになる可能性はありますね。
買うエリアや物件にはその後の処理まで考えた
ジャッジが必要になりますね。

投資用不動産

投資用不動産を購入するということは
不動産を保有し、それを人に貸して収益を得るという
事業を行っているということになります。

そのため、確定申告が必要になります。
事業を行っている以上、
経費が必要になってきます。
不動産事業に関しては個人が使える控除の枠と異なり
事業としての枠組みになるので
経費の枠も事業性を帯びてきます。

例えば、
減価償却費や負担金利(ともに建物にかかる部分)などです。
これらをきちんと申告することで
確定申告上不動産収支がマイナスになり(表面上の収支は±0でも)
給与収入などと損益通算することで
税金がすくなることもあります。

これは税金対策としてはかなり有効です。

まとめ

サラリーマンでも色々な控除の枠が有り、
それらを上手に使いこなせば
数十万単位の税金を減らせるかもしれません。

どれも、皆が必ず使えるものではなく、
人それぞれが使えるものは変わってきます。
それぞれの状況に合わせて、
使える制度は使い切って少しでも
ゆとりがある生活を送れるように
チャレンジしてみてください。

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