物価上昇(インフレ)とライフプランの関係
以前、今の生活への物価上昇の影響について説明しました。
しかし、当然のことながら、
将来にも影響はあります。
今回は物価上昇の将来への影響と
それによりライフプランのたてかたにどのような影響があるかを説明します。
目次
物価が上昇するとライフプランにどんな影響が?
物価上昇局面の将来のライフプランへの影響は大きく分けて2つです
①現金資産の目減り
②生命保険の保険金額の目減り
となります。
物価上昇は現金の価値の目減りと同義です。
また、生命保険のように物価変動に対しては対応できないものも
現金と同じように価値が目減りします。
裏を返すと、物価上昇するということは
将来の物の値段の水準が現在より上がっているということを意味します。
それ故に、現在の価値や感覚での現金を積み上げても
価値は大きく毀損するというということになります。
物価上昇のライフプランにおけるメリット
物価上昇にも当然メリットがあります。
わかりやすいところでいうと
○実物資産の価格が上昇する事が多い
○金融資産の価格も上昇する事が多い
ということです。
先述したことの表と裏といった関係ですね。
このメリットを上手に活用していくことが
インフレ社会を乗り切っていくカギになります。
物価上昇のライフプランにおけるデメリット
物価上昇によるライフプランへのデメリットは先にも述べた
①現金資産の目減り
②生命保険の保険金額の目減り
となります。
時間が今から離れれば離れるほど
深刻な影響を及ぼします。
①現金資産の目減りに対する対応は後述します。
ここでは、②への対応策を説明します。
これは、生命保険の見直しは定期的に行ってください。
それによって、都度都度、
その時の物価変動に合わせた水準で保険金額を設定することができます。
賢いインフレの利用法
これまた、先にも述べたとおり、
○実物資産の価格が上昇する事が多い
○金融資産の価格も上昇する事が多い
将来的な現金価値の目減りのへの対応は
このメリットを活用して乗り切って行きます。
具体的には将来の生活のための試算構築は
現金ではなく、
実物や金融商品で用意するということです。
もう少し具体的に言うと
○実物:金、ダイヤ、不動産など
○金融資産:株、投資信託等
そして、今の生活においては
現金の割り振り方がより重要になってきます。
このためにライフプランをするのです。
(決して保険に入るためでは有りません)
向こう15年間で発生する大きなイベントとそれに伴う出費は
現金価値の下落を予めしっかり織り込んだ額の現金で準備する。
それ以外は基本的には金融資産と実物資産に投下する。
という形になります。
まとめ
すでに、日本も今までと同じ感覚で
”基本は現金”とは言ってはいられない
水準と状況に突入しました。
きちんと、現実を見つめて
きちんとした計算と試算に基づいた
資産配分をしていくことが
今後の物価情緒を続けていく未来を生き抜いていくために大切になってきます。
こういう計算はファイナンシャル・プランナーが各職業の中で
最も得意で冷静なジャッジと対策を提示できますので
相談に行くことをお薦めします。
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