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手を付けていない貯金があるのなら、iDeCoやろう!!

FPとして、実務をしていると
「手を付けていなくて、向こう10年使う予定がない貯金があるから運用したい」
という声は頻繁に受けることがあります。

まとまったお金を利用した運用の方法はいくつもあります。
今回は気分的にちょっとお得な気分になれる方法について解説します。

 

目次

確定拠出年金・iDeCoとは

確定拠出年金とは、
個人名義の年金ですね。
個人の名義で積み立てる年金なので
積み立てた資金は、積み立てた本人に紐づきます。
国民年金、厚生年金などと異なり、
現在の老齢者に支払われるわけではなく、
自分自身で受け取ることができます。

また、積み立てた資金は全額
所得控除になるため、
積立しているだけでも、税制上メリットがあります。

銀行預金に預けておくことのメリット/デメリット

確定拠出年金に資金を振り分けることについて考える前に、
そもそも、銀行にまとまった資金を置いておくことの
メリット/デメリットについてもう一度整理してみましょう。

銀行にまとまった資金を置いておくことのメリット

メリットは流動性が極めて高いということです。
使いたいと思ったときにすぐに使うことができるですね。

例えば、
病気や怪我などで急遽お金が必要なときを考えてみましょう。
不動産を持っていても売却には時間がかかります。
株などでは現金がほしいときには株価が下がっていて、売りどきではない。
ということもあるでしょう。

流動性が低い資産は現金化に時間がかかることが多いです。
そんな中でも、現金はすぐに使うことができます。

これが、現金の最大のメリットになります。

銀行にまとまった資金を置いておくことのデメリット

銀行にまとまったお金をおいておくことのデメリットはわかりやすいですね。
利回りが小さいことです。
お金を運用する側の金融機関にとっては
短期資金なので、当然ですね。

もし、そのお金を使う予定がないのであれば、
極力運用に回したほうが得策ですね。

手を付けていない銀行預金を確定拠出年金(iDeCo)に振り分けることのメリット/デメリット

それでは、まとまった銀行預金を
確定拠出年金(iDeCo)に振り分ける場面について解説していきましょう。

確定拠出年金(iDeCo)に振り分けるメリット

この場面では確定拠出年金の所得控除が効果を発揮します。
確定拠出年金は積み立てた金額が全額、所得控除されます。
つまり、所得控除された分だけ所得がなかったという扱いになります。
税金もその分だけ少なくなりますね。

通常、毎月のお給料から拠出していくと
所得控除になり、税金も少なくなるとはいえ、
積立多分だけ、現在使えるお金は減ります。

しかし、
銀行に眠っているお金を確定拠出年金に振り分けていくと
積立は銀行に眠っているお金からなので
お給料には手を付けいていないのです。
それでも、確定拠出年金に積み立てているので
税金は少なくなります。

実際は銀行に眠っているお金を貯める段階で
そのお金を使えないということは味わっているのですが。
それでも、少しだけ
”今”お得な気分になりますよね。

確定拠出年金(iDeCo)に振り分けるデメリット

銀行に眠っているお金を確定拠出年金に振り分けるデメリットも当然あります。
それは、
”65歳まで使えない”
これにつきます。

確定拠出年金の制度は文字通り年金です。
そのため、年金として利用されるための制度です。

もし、その銀行に眠っている資金が
10年後にお子さんの教育資金として利用する予定の資金であるならば
今回の手法を用いると、
必要なときにその資金を使えなくなってしまうということになります。

まとめ

銀行に眠っている資金があり、
もったいないなと思っているのでしたら
確定拠出年金に資金を振り分けることで
所得控除を利用して税金をコントロールしてみるのはいかがでしょうか。

ただし、老後資金以外の利用目的がある資金であるときは
注意してくださいね。


当ファイナンシャルプランナー事務所は東京都を中心に法人・個人関わらず、あらゆる”お金の問題”の解決を専門としております。
具体的なお悩みをお持ちの方は是非一度、お問い合わせ下さい。

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