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44歳以降でマイホームを購入することのリスク

マイホームの購入のタイミングというのは難しいものです。
特に、会社員の方の場合は
定年退職後にもローンを支払うような
ローンの組み方をしていると
定年後という働いているときからは
想像がつかないような環境変化まで織り込む必要があります。

今夏は、定年後にもローンを支払うような
購入の仕方をする際の注意点について
説明します。

目次

マイホームは何歳まで買えるのか?

そもそも、
マイホームは何歳まで購入する事ができるのでしょうか。
現金で一括で買うのでしたら、
何歳まででも購入できます。

しかし、住宅ローンを組んで購入する場合は
勝手が違います。
住宅ローンを組んでマイホームを購入する場合は
金融機関(銀行)が融資してくれる条件によります。
結論は、
”住宅ローンの支払完了年齢が79歳になるタイミングまで”です。
35年で住宅ローンを組む場合は
44歳までということになります。

45歳以降に住宅ローンを組む場合は
35年ローンが組めなくなります。
組めるローンの期間は年を追うごとに短くなっていきます。

ローン年数が短くなればなるほど
月々の支払金額が大きくなっていくので
注意が必要です。

定年退職後にも住宅ローンを支払っている人の事例

私のお客さんのご両親でこんな事がありました。
44歳の歳に、35年ローンが組める最後の歳ということで
マイホームを購入したとのこと。
その方は、現役時代は国家公務員で結構な高給を得ていたようで
銀行の方も羽振りよく住宅購入資金を貸し付けてくれていたそうです。


問題は定年退職後に起こりました。
定年退職後、健康状態が悪くなり、
郊外にある現在の家では生活が難しくなったため
売却して、駅チカなどの交通の便の良いところに引越したいと思ったとのことです。

しかし、
まだ、購入価格が高く、残債もまだ残っており、
売却してもローンを精算しきれない。
さらに、それ以外の家計も破綻をきたしていて、身動きが取れなくなっている。

という状況に陥っています。
44歳でローンを組んだことが直接の原因ではないですが、
立地と、購入価格、そして支払い開始の年齢との組み合わせが
悪い方に噛み合ってしまったため身動きが取れなくなっていました。

44歳以降にマイホームを購入する場合の注意点

44歳以降(厳密には40代くらいから)に
住宅ローンを組んでマイホームを購入する場合の
注意点について挙げていきますね。

以下のようなことに注意しながら
マイホームを購入してください。

①立地は駅などの近くで老後の生活にも不便しない場所を選ぶ
②売却しやすいエリア、立地の物件を買う
③売却する際の残債まで考慮して購入価格を抑える

それぞれの詳細については別途紙面を割きますね。
要は、
44歳以降に購入する場合は、
老後に住む用のものを買うか、
売却することを前提に立地と価格を吟味する。
ということが大切になります。

まとめ

44歳以降(厳密には40歳くらいかな)にマイホームを購入する場合は
若い頃に買うほど夢いっぱいで
買うのは難しくなります。

嫌でも、歳を取ると
健康状態や働き方が若い頃のようにはいかず
変化を求められます。
それに対応できるような家の購入の仕方を心がけてください。


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