分割払いで買い物をすることのメリット/デメリット
利用する人は利用するし
全く縁がない人は
とことんまで利用しないものですよね。
ただ、全くの悪というわけではなく
利用の仕方を工夫すると便利な仕組みでもあります。
今回は、そんな分割払いについて解説していきます。
目次
分割払いとは
分割払いとは
読んで字の如く。
一回で支払わずに、分割して支払う
ということですね。
アメリカの黄金の20年代に流行ったフレーズ
”Buy Now, Pay Later"
手元にお金がない状態でも買い物ができるということですね。
厳密には、カード会社なりに立て替えてもらって
その費用を後から分割払で返済している。
つまり、
”借り入れ”なのです。
分割払いのメリット/デメリット
分割払いは
つまり
”借金”なわけですが。
一概に悪というわけではなく。
かといって、
良い面だけでもなく。
良い面、悪い面あるので
それをおさらいしていきましょう。
分割払いのメリット
分割払いのメリットは2つですね。
①手元にお金がなくても物が買える
②支払金額を平準化できるため、負担感を和らげられる。
①に関しては、
貯めてから購入すると、
それを購入することで得られるメリットを享受する期間が短くなってしまいます。
分割払いでお金を貯める前に購入できれば、
そのメリットをより長く享受できます。
（家電がわかりやすいですね）
②そして、支払いを平準化すると、
貯金額が一気に減ることの心理的な負担を回避できます。
また、毎月定額の出費にできるので家計の管理も楽になる側面もありますね。
分割払いのデメリット
分割払いのデメリットはどういうものか。
先にも述べたとおり、
分割払いというのは
実質的には”借金”です。
それ故、”金利が”発生します。
”分割手数料”という表現になることもありますが。
実態は同じですね。
当然、支払総額が一括払いよりも大きくなります。
また、借金であるため、
支払いの遅延、や滞納をすると
信用情報機関に記録が残ります。
その場合、新規の借り入れやクレジットカードの支払いに制限がかかる場合があります。
また、支払額が平準化されるので、
負担感が少なくなり、
どんどん、分割払いで買い物をしてしまい、
分割払いが積み重なって、
家計を圧迫するということもよくあります。
分割払いが悪い方向に働くときのよくあるパターン
分割払い自体は決して悪ではありません。
よく
”私は分割払い利用しないんです”
って自慢げに語る方がいますが。
実際は住宅ローンも分割払いですからね（笑）
ただ、分割払いによって身を持ち崩す人が多いのもまた、事実。
そんな中で、私が目にした印象的な事例を通じて、注意点。
分割払いは働く環境が変化したときに特に注意が必要です。
基本的に、分割払いをするには貸し付けてくれる機関が審査をしているので
返済が不可能なレベルでの分割払いはできないようになっているのが実情です。
破綻している人たちは、分割払いだけでなく他の支払いや家計も合わせて破綻しているのです。
しかし、貸し出す金融機関も
分割払いをする人の
”今の状況”をもとに貸し出しをします。
働く会社や年収、健康状態が今のまま継続することを前提にしています。
トラブルが発生するのはまさにココ。
○転職したとき
○会社で配置転換された
○定年退職したとき
などのときに、収入が下がったときに
それ以前の分割払いが負担になるということが多くあります。
転職される方は現在支払っている分割払いも考慮に入れて
転職活動することが懸命です。
また、定年退職が控えている人は
定年退職前に分割払いが終了するように。
もしくは、定年退職時に預貯金等で精算しておくのが良いでしょう。
まとめ
分割払いは聞こえは良いですが、
実質的には”借り入れ”
つまりは”借金”です。
仕組みとして利用すると便利な機能ではあります。
一方で、働く環境、
特に年収の変化によって破綻の原因にもなります。
働く環境の変化が迫っている方はどうやって支払いを完了させるかまで考慮しながら
変化へ対応することが必要でしょう。
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