マイホーム論争 戸建てVSマンション 後悔しない決め方
戸建てに住むか
マンションにするか。
まぁ、迷わない人もいますが(私は迷わないですけどね)
ただ、迷う人は大いに迷いますよね。
ただ、この決断、単純な損得だけで決めると
その後、かなり大きな後悔にさいなまれることにもなりかねません。
今回は、マイホーム購入に関して、
後悔しない決め方について解説します。
目次
マイホーム購入を損得で決めることの危うさ
マイホームに限った話ではないのですが。
人って、大切なことの決断になればなるほど
慎重になります。
それは構わないのです。
むしろ良いことだとさえ思います。
ただ、慎重になりすぎるがゆえに、
目先のことや計算できることに目が行き勝ちになるのです。
目先のことや計算というのはやれば
一定の成果は出ますし、
考えた気になります(実際考えていますしね)。
住宅購入に関してもそれは顕著に現れます。
ついつい、
・戸建てだとどれだけ固有の費用がかかるかとか
・どちらのほうが売りやすいのかとか
・どちらのほうが近隣トラブルが少ないかとか
・どちらのほうが〇〇か
みたいな感じで考えてドツボにハマっていくんですよね。
実際には戸建て、マンションの良し悪し、メリット・デメリット
というのはコインの表と裏のような関係で。
どちらかを選ぶと、どちらかは選べないようになっているのです。
そして、小手先の底の浅い計算にハマりだすと、
そればかりに目がいってしまい、
そもそも自分たちが何をしようとしていたかが
分からなくなってしまうんですよね。
そして、決められなくなります。
マイホーム購入を損得で選ぶことのデメリット
戸建てにするかマンションにするか。
別にそれに限らず、場所だったり
設備だったりすべてに当てはまりますが。
損得だけで考え出すと、ドツボにはまります。
そして、その最大のデメリットというものがあります。
それは、
”後悔する”ということです。
損得だけで選ぶと、
そのとおりにならなかったときに
その苦しい状況に耐えられなくなります。
苦しい状況に投げ出さずに耐えたり
なんとかするために努力するには
想像を絶する根気と胆力とパワーが必要になります。
損得だけで選ぶと、
その苦しい場面で踏ん張って頑張る理由がなくなってしまうのです。
なぜなら、
その家に決めて、住んでいる理由が
”損得以上の理由がないからです”
苦しい状況で耐えるには
それに耐えるだけの
”根拠”や”理由”が必要なのです。
この辺までお話すれば、
どうすればよいかが
見えてきますね。
マイホーム購入はどういう基準で選ぶべきか
自分が何を得るためにマイホームを購入しようとしているのかに
もう一度立ち返るのです。
例えば、
「自分はこんな家族との生活をするために生きている」
その家族との姿やあり方のためには
どんなところで、どんな働き方をして、
どんな暮らしをして、どんな家族との関わり方をするのか。
それをコレでもかというくらい思い描いて。
それを実現するための必要な要件を明確にしていくのです。
その要件を明確にする過程で、
まずは”マイホーム”ということは抜きにしてください。
”マイホームを”ということを考えると近視眼になりがちです。
要件を明確にしていく過程で
もしかして、それにはマイホームではなく
賃貸のほうが都合が良い。
という結論になるかもしれません。
それはそれで構わないのです。
結論ありきではなく、
行き着いた結論を大切にしてください。
家は素晴らしい人生、幸せな家族との生活
それを実現するための手段・道具であって
目的ではないのです。
こうして、行き着いた結論であれば
どんなしんどいことにも耐えられます。
生きていれば、
”こんなはずじゃなかった””思っていたのと違う”
といった思いに駆られることは大なり小なり
一度や二度ではすまないくらい
出くわします。
そんなときにも、
自分を鼓舞して、頑張らせてくれるのは
しっかりと自分自身と向き合い、
結論を出したという”経験と””納得感”だけです。
損得に関して、考えるのはこの後で良いのです。
世間で言われている損得は
自分で決めたことに比べたら取るに足りません。
まとめ
マイホームの購入に際しては
ついつい、
目先の利益や損得に目が行きがちです。
しかし、損得だけで決めてしまうと、
もし、想定外のことに直面したときに
後悔してしまいます。
そんな後悔をしないためにも、
自分自身がどんな人生をおくろうとしているのか。
そのなかで、家がどういう意味でどういう役割を担っているのかを
再確認するのが大切です。
当ファイナンシャルプランナー事務所は東京都を中心に法人・個人関わらず、あらゆる”お金の問題”の解決を専門としております。
具体的なお悩みをお持ちの方は是非一度、お問い合わせ下さい。