以前の記事で福利厚生制度の概要について解説しました。
今回は、より深堀りして、
会社が個別に用意している
法定外福利厚生をより
有効活用するための方法について解説します。
目次
会社が個別に用意する福利厚生とは
法定外福利厚生は企業が任意で導入する福利厚生です。
法律による規定がないため、企業が独自にさまざまな従業員サービスを取り入れることが可能です。
実はあまり意識せずに受け取っている
交通手当や住宅手当も福利厚生制度の一部なのです。
よくあるものでは
・通勤や住宅に関連するもの
・健康や医療に関するもの
・育児や介護に関するもの
・慶弔事に関するもの
・財産形成に関するもの
等が挙げられます。
「ベネフィット・ワン」や「ＲＥＬＯ ＣＬＵＢ」などの
外部の福利厚生サービスと契約している会社もあります。
これらは多種多様なサービスを優待価格や特典付きで
利用することができます。
会社の規模感によっては
コヒーマシーンを設置したり
お菓子BOXやオフィスコンビニのようなものを
設置したりと
財務の許す範囲で様々な種類があります。
会社はアナウンスしていないだけで、
意外と法定外福利厚生を導入していたりします。
法定外福利厚生にはどんなメリットが有るか
法定外福利厚生はさきにも述べたとおり
多種多様なものがあります。
会社の規模や財務力、経営層の考え方によって
導入されているものの種別も様々です。
その一方で利用の仕方によっては
生活の質であったり、家計の助けになるものもあります。
特にそのような性質が強いものが
○外部の福利厚生サービス（ベネフィット・ワンやＲＥＬＯ ＣＬＵＢなど）
○確定拠出年金
等が挙げられます。
外部の福利厚生サービス
外部の福利厚生サービスとは
ベネフィット・ワンやＲＥＬＯ ＣＬＵＢ
のようなものです。
これらの会社が
宿泊施設やスポーツジム、ショッピングにゴルフに子供の習い事などの
事業者と提携してサービスを提供しています。
サイトを眺めているだけで一日過ごせてしまいそうな位の量サービスがあります。
ちなみに、ファイナンシャル・プランニングもあります。
弊社も載っているので是非、探してみてください＾＾
個人的にびっくりしたのは
結婚相談所とかもありました。
確定拠出年金
企業が確定拠出年金の制度を導入してくれているケースも嬉しいところですね。
確定拠出年金は企業側で導入していなくても
iDeCoという形で利用することはできます。
しかし、企業側が導入してくれていると
手続きの手間はiDeCoよりも少なく済みます。
また、制度の導入の仕方と利用によっては
社会保険料の金額が変動することもあります。
これは、個人で加入するiDeCoにはないメリットです。
（もちろん、会社の制度運用の仕方によっては難しいこともあります）
会社によっては
確定拠出年金の掛け金を会社が一部負担してくれたりするのも目にしたことがあります。
また、確定拠出年金ではありませんが、
団体生命保険に会社で加入して、
その掛け金の一部を会社が負担してくれている
というのも目にしたことがあります。
形や流れ、制度は違えど、
本来、個人で負担すべき積立や保険料などを会社が負担しくれたら
ありがたいですよね。
法定外福利厚生の上手な活用法
ベネフィット・ワンやＲＥＬＯ ＣＬＵＢ
などを利用すると優待価格で利用できたり
特別な特典を用意していることがあります。
もし、もともと利用しようとしていたサービスが
ベネフィット・ワンやＲＥＬＯ ＣＬＵＢに
掲載されていれば、
よりお得に通常よりも少ない出費で
サービスを利用できますね。
また、確定拠出年金などの制度があれば、
是非利用を検討して見ください。
確定拠出年金として、積み立てた金額は
所得控除（その分収入がなかったという税務上の扱い）になります。
そのため、通常に貯蓄をするよりもお得に積立・運用ができます。
（６５歳までそのお金を使うことができないのには注意が必要ですが）
確定拠出年金の制度に関してはまた
別で紙面を割きますね。
まとめ
法定外福利厚生の制度は
会社の規模や財務状況、考え方によって
どういう物があるか様々です。
しかし、上手に使えば、
家計の役に立ったり、生活の質の向上につながるものも
少なくありません。
是非、皆様のお勤めの会社の
福利厚生についても調べてみて下さいね。
当ファイナンシャルプランナー事務所は東京都を中心に
法人・個人関わらず、あらゆる”お金の問題”の解決を専門としております。
具体的なお悩みをお持ちの方は是非一度、お問い合わせ下さい。
