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パッケージ型の生命保険はイイの?悪いの?

ひと昔前は
昼休みの職場に
保険のおばちゃんが我が物顔で入ってきて、
ヅケづけと保険の勧誘をしているのが日常風景でした。

そんなオバチャン達が売っていた保険というのが
パッケージ型保険。
廃れたと思いきや意外と
まだまだ、加入している方が多くいる
パッケージ型保険の
良いところ/悪いところ
について解説します。

目次

パッケージ型生命保険とは

パッケージ型生命保険(厳密にはこういう正式名称ではないのですが)
とは
複数の保険の種類(死亡保障、医療保障、介護保障、就労不能保障など)を
一つの契約にまとめた商品のことです。

主に生命保険会社の中でも日本社さん(日本生命や第一生命などですね)と言われる
会社が販売していることが多いです。

パッケージ型生命保険のメリット/デメリット

とかく悪く言われがちなものではあるのですが、
当然、悪いところだけでなく
メリットもあります。

メリット/デメリットを整理してみます。

パッケージ型生命保険のメリット

パッケージ型の生命保険のメリットは以下の3点です。
①何も考えない
②医療保障が強制的に10年ごとに更新される
③手続きが簡易


①「何も考えない」ということでしょうか。
決して「考えなくて良い」といっているわけではないので
そこはご注意ください。
パッケージになっているので、
考える余地は少ないです。

②医療保険などが10年ごとに強制的に更新される
現在、世に出回っている個別の医療保険は
殆どが終身保険です。
放っておくと、見直しをすることも殆どありません。
医療保険は医療の情勢に合わせて見直していく必要があります。
この事の詳細に関しては、以前の記事に詳細が記載しているので
是非参考にしてみてください。
パッケージ保険の医療の保障は強制的に更新されていくので
医療の情勢に合わせていきやすいという面はメリットです。

③手続きが簡易
複数の保険カテゴリーが一つの契約になっているので
契約手続きが一度で済むのもメリットの一つです。

パッケージ型生命保険のデメリット

パッケージ型の生命保険のデメリット。
それは
融通がきかないことです。
○契約の段階
○見直しの段階
それぞれで融通がきかずに困るのです。


○契約の段階
必要な保障のジャンルや期間、保障の仕方に制約が大きいです。
特に医療保障や介護保障に関しては必要な保障がケースバイケースで異なります。
パッケージ型の場合は必要な保障の形態がその会社になければ選択できません。


○見直しの段階
実務をしている際にはココが一番の悩みの種です。
見直したくても見直せないのです。

パッケージ型の生命保険は
死亡保障の一部が主契約になっていて、
他の医療や介護の保障は特約という扱いになっていることが大半です。

老齢に成り、医療や介護の保障は残したいが
死亡保障は必要ない。
更に、死亡保障の保険料はカットしたいと言うときでも
主契約の死亡保障を解約すると
本来必要な医療や介護の保障を解約しなければならなくなってしまう。
結果、思うように見直しができずに
必要以上の保険料を払い続けなくてはならなくなってしまうのです。

パッケージ型生命保険はどのように活用するのが良いか?

結論から言うと、
入らなければよいです。
保険は入ることが目的ではなく、
必要な保障を確保するのが目的です。

加入の段階で
必要な形での保障を確保できないのであれば
そもそも加入している意味がありません。

見直しのときのことまで考えて、
必要な保障をきちんと個別に契約しましょう。
契約時の手間を省略するくらいなら
そもそも加入しないほうが良いです。
そこで省略できる以上の手間が見直しのときに生じます。

そもそも、
生命保険にはいっていないと身の破滅なんてことは
実際は殆どありません(身の破滅になる人は保険の有無以前の問題で破滅していることが大半です)

まとめ

パッケージ型保険は
乗合代理店などを利用して
複数社の保険商品を同時に契約できるようになった現在においては
選択の必要性は低いです。

生命保険は入っていて嬉しい
アクセサリーではなくて、
きちんと役割を果たしてもらうための道具です。

ご自身にどのような道具が必要か
今一度確認して、
最適な保障を購入してください。


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