目次

• ○  リタイアするにあたって注意しておくべきこと
• ○  優雅なリタイア生活を送るために必要な準備
• ○  リタイア生活に控える本当のリスク
• ○  まとめ

リタイアするにあたって注意しておくべきこと

最初に断っておくのは
ココで述べるリタイアとは
仕事を辞めて、
非労働収入（年金や配当収入）によって生活することと
定義して話をすすめていきます。

リタイアする上で一番注意が必要なのは
状況の変化が生じたときです。

それは、
・家族関係（特に家族が増えて出費が増えた）
・趣味などが増えた
・トラブルに巻き込まれた
・親族の介護等による状況の変化

こういった時への対応が難しくなるということです。
これは特にFIREを目標にするときは深刻です。

FIREがは金融資産等からの配当収入で生計を立てることを想定している方が多いです。
不測の事態や生活水準の変化により、
当初考えていた配当収入以上の支出が必要になった際が問題です。

その場合は、金融資産を取り崩すことも考えられます。
金融資産を取り崩すと、
その後の配当収入が減少します。

そうすると、尻すぼみになります。

優雅なリタイア生活を送るために必要な準備

優雅なリタイア生活を送るためには
上述のような状況にも対応できるような準備が必要になります。

生活のための配当収入のための金融資産だけでなく
資産を増やすため（取り崩しても良い）の資産も用意しておく。
ということです。

生活を切り詰めた水準を基準にして
それを賄える程度の配当収入でリタイアするのはリスクが高すぎます。

金融資産だけで生活するのでしたら
投資家として、資産を増やすための資産と
手を付けて良い資産。
それぞれを用意するくらいに
資産を増やしてからリタイアした方が懸命でしょう。

リタイア生活に控える本当のリスク

優雅なリタイア生活を送ることは実は
もっと大きなリスクが控えています。
それは、リタイアすることの必然。
『キャリアがストップする』ということです。

働かなくなると
そこでキャリアがストップします。
数年間ブランクがあくと
世間からスキルや専門性の面でおいていかれている可能性が高いです。

そうすると、状況の変化に直面して
金融資産での対応が難しくなることがありえます。
働かないと家計が賄えなくなってしまった際に
働くという選択肢が取れなくなってしまいかねません。

老齢でのリタイア（定年退職など）した場合は
スキルの陳腐化に加えて、
働かないことによる老け込みの加速も深刻です。

金融資産にのみ頼るというのは
それ自体が大きなリスクを抱え込むことになります。
いくらリタイアしたいと言っても
大富豪でもない限りは
働き続けたほうが安全です。

まとめ

配当収入だけで生活するというのは
聞こえもいいですし、
憧れる気持ちもよくわかります。

しかし、
社会も自分自身も常に変化しています。
その状況の変化に対応できるようにしておかなければ
その生活はリスクが高すぎます。

リタイアできるだけの資産ができた状況でも
フルタイムでなくてもよいので
細くとも働き続け、
スキルを維持しておくことこそが
安心したリタイア生活を送るために大切になります。


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