家計の管理の手法として
銀行口座を
用途別に分けるか
統一するかについて
解説しました。
今回はその
用途別に口座を分けることのメリット・デメリット
そして、それが向いている人はどんな人かを
解説します。
目次
- ○ 銀行口座は統一するべき?分けるべき?
- ○ 銀行口座を用途別に分けることのメリット
- ・目的・用途別に使い分けられて貯金しやすい
- ・金融機関のトラブルにおけるリスクの回避
- ・金融機関ごとの特典が受けられる
- ○ 銀行口座を複数に分けるデメリット
- ・お金の移動に伴い振込手数料がかかることがある
- ・管理に手間がかかる
- ○ 銀行口座をうまく使い分けるコツ
- ・生活に必要なお金はメイン口座にまとめる
- ・貯蓄の口座は目的ごとに分ける
- ・不要な口座は解約する
- ○ まとめ
銀行口座は統一するべき?分けるべき?
家計簿をつけるような感じで用途別に銀行口座を分けていきます。
例えば
A銀行の口座=光熱費を引き落とす口座
B銀行の口座=クレジットカードの引き落とし口座
C銀行の口座=投資資金の口座
D銀行の口座=貯蓄口座
といったような感じです。
家計簿のデッカイ版ですね。
銀行口座を用途別に分けることのメリット
銀行口座を用途別に分けることには当然
メリット・デメリット
があります。
目的・用途別に使い分けられて貯金しやすい
用途別に口座を分けることの最大のメリットの一つ目は
各カテゴリーごとに使ってはいけないお金を除けておけるという点です。
ある分野で使いすぎてしまって
他の分野で残しておかなければならないお金を
侵犯してしまうということを防ぐことができます。
無駄遣いも減らすことがしやすいので、
お金もたまりやすくなりますね。
金融機関のトラブルにおけるリスクの回避
意外なメリットの一つが金融機関のトラブルを回避できるということです。
金融機関を分けることで、リスクを分散することができます。
ある銀行や金融機関での問題(例:システム障害、詐欺、セキュリティの脆弱性)が発生した場合、
他の銀行や金融機関の口座には影響を及ぼさないため、資産を守る手段となります。
以前にも、某メガバンクがシステム障害を複数回起こしていたのも記憶にある方もいる方もいると思います。
そういったことの影響を小さくすることもできますね。
また、複数の金融機関を利用することで、緊急の際に資金にアクセスしやすくなります。
一つの金融機関で問題が発生した場合、別の金融機関から資金を引き出すことができます。
金融機関ごとの特典が受けられる
異なる金融機関から提供される特典やインセンティブを最大限に利用できます。
例えば、一つの銀行がクレジットカードの特典を提供し、別の銀行が高金利の貯蓄口座を提供している場合、それぞれの特典を享受できます。
銀行口座を複数に分けるデメリット
用途別に銀行口座を分けることのデメリットは
”手間がかかる”ということです。
給料日のたびに給料が振り込まれる口座から
各用途ごとの銀行口座に資金を振り分ける必要があります。
ATMを渡り歩けば、時間も移動も時間がかかります。
それぞれに振り込めば、振込手数料が発生します。
最近では住信SBIネット銀行のように目的別口座を設定できる金融機関もありますので
そういったものを利用すれば、
手間はだいぶ簡略化できるかもしれませんね。
お金の移動に伴い振込手数料がかかることがある
異なる金融機関どうしの間でお金を動かす場合は手数料が発生してしまうことが多いのが一番のデメリットでしょう。
振込手数料をポイントで支払ったり、
ATM利用料が無料(少ない)時間帯を利用する。
などの工夫が必要ですね。
場合によっては
各金融機関で口座を維持するために、最低残高を維持する必要がある場合、
その金額を確保するための資金が必要となります。
また、一部の金融機関は口座維持手数料を徴収することがあり、それがコストとなる可能性があります。
管理に手間がかかる
複数の金融機関を使うと、口座や取引の管理が複雑になることがあります。
毎月の残高や取引明細を追ったり、
支出と収入を管理するのが難しくなることがあります。
また、複数のパスワード、ユーザー名、ATMカード、クレジットカードなどを管理する必要があり、
混乱や忘れ物がつきものですね。
特にパスワードなどが分からなくなってしまうことはよくあることでしょう。
きちんとメモを残すことや、パスワード設定のルールを決めておくことが大切になりますね。
銀行口座をうまく使い分けるコツ
銀行口座を用途別に分けることが向いている人はどういう人か。
それは、
”お金を使っちゃう人”です。
口座にお金があったり
ボーナスが入ってくるとあるだけ使っちゃう人です。
貯金が苦手な人とも言いかえることができますね。
また、相対的な話にはなりますが、
お給料がまだあまり高くない人も向いています。
給料がまだ低い段階だと、
まとめておくと使うお金が上回ってしまうということが起こりやすいのです。
生活に必要なお金はメイン口座にまとめる
日々の食材や生活雑貨、外食などの生活費や日常的な支出をメイン口座にまとめることで、
支出の把握と管理が分かりやすくになります。
定期的にメイン口座の取引明細を確認することで、どれだけお金を使っているかをリアルタイムで把握できます。
予算を立てたり、無駄な支出を見つけたりするのに役立ちますね。
貯蓄の口座は目的ごとに分ける
緊急の医療費、旅行、教育資金、退職資金など、各目的に対応する口座を開設すれば、それぞれの目的にいくら貯金しているのかを簡単に把握できます。
こうすれば予算を立てたり、目標を達成するための進捗を確認がわかりやすくなりますね。
資産運用をする際には、長期運用資金を生活費と混同して手を付けてしまうことを防ぐこともできますね。
不要な口座は解約する
口座を保有することは金銭、非金銭のコストや手間がかかります。
いくら、必要に応じて、口座を分けていても
全く使っていない口座を保有していることはデメリットになることがあります。
・お財布と心の整理
・管理の手間とコストの削減
・安全性の向上
のためにも、
使っていない口座は解約を考えてもよいでしょう。
まとめ
銀行口座を用途別に分けるということは、
ツイツイお金を使ってしまう人が
お金を貯めるのに役立つ方法でもあります。
反面、
とにかく手間がかかる方法でもあります。
貯金が苦手な人は第一に検討するべき方法でしょう。
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