FIREと同じくらい（？）流行っている
ファイナンシャル・プランナーの資格。
本当に必要な資格なのかどうか。
日々、ファイナンシャル・プランナーの実務に携わり、
かつ、いち投資家としての目線から
ファイナンシャル・プランナーが役立つのかどうかを解説します。
目次
ファイナンシャルプランナーの資格とは何か
ファイナンシャル・プランナーとは
一般社団法人金融財政事情研究会および
特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会が実施する、
ファイナンシャル・プランニング技能士に必要な技能に関する学科および実技試験に合格した者をいう。
要はファイナンシャル・プランナーのための
試験に合格した人のことですね。
ファイナンシャルプランナー の資格を持っているということは
試験に合格する程度の知識があるということです。
世の中にある資格というのは大きく分けて、
2つに分けることができます。
業務独占資格ができる資格とできない資格です。
業務独占できる資格というのは
医者、薬剤師、看護師、放射線技師、検査技師、
弁護士、税理士、社会保険労務士、行政書士、司法書士
のようなものです。
その資格がなければ、その業務ができないものです。
業務独占できない資格というのは
中小企業診断士、ファイナンシャル・プランナー、英検、漢検・・・・・
要は知識保有の証明になる資格というわけです。
その資格があることによってなにか、
仕事ができるようになるわけではない資格です。
経験と仕事力が問われます。
別の見方をすると、
資格を取ることよりも、
資格を取得する過程で得られる知識が大切になります。
ファイナンシャル・プランナーの資格取得で学べるものとは
ファイナンシャル・プランナーの試験を合格する過程で
一定の知識の習得が必要になります。
そして、その知識がどういうものかで
FPの試験を受ける（試験勉強をする）意味があるかがわかります。
詳細をココに書きだ出すと膨大になるので省略しますが。
概略を申しますと、
ファイナンシャル・プランナーの試験の出題項目というのは
あくまで一般論です。
各種法制度の概要、各カテゴリー（金融、保険、不動産など）の概略、税制の概要
が出題項目になります。
ファイナンシャル・プランナーは
税理士や弁護士、金融業（銀行、保険、証券）、不動産業等の
隣接領域に触れながら、
なおかつ、業務独占領域には踏み込まないという
立ち位置上、試験内容も踏み込んだものにはならず
すべての領域の概要に触れる程度というものになります。
ファイナンシャル・プランナーの資格はどんな人に役立つのか
つまるところ、
ファイナンシャル・プランナーの試験には深いことは何も出てこないのです。
FPの実務をする感覚からすると
ファイナンシャル・プランナーの試験と資格は取得目的は2つです
①肩書
②領域知識の網羅性の確認
実務をする人間には必須ですが、
それ以外の人には
はっきり言って不要です。
ファイナンシャル・プランナーの試験勉強をして資格を取得しても
資産運用や税金対策に関する知識は身につきません。
そもそも、試験には
資産運用の始め方も、税金対策の手法についても書いていません。
せいぜい、
「株とはなにか」とか
「投資信託とはなにか」「保険とはなにか」「税金の計算の仕方」
位のものです。
わざわざ、試験勉強するまでもありません。
ネットを検索すれば出てきます。
おそらく、試験勉強をされる方が
FPの試験に期待しているようなことは何も出てきません。
試験に数十時間を割くくらいなら、
そのテキスト代と、時間を使って
ご自身で投資にチャレンジしたほうが
よほど、望む知識と経験が得られるでしょう。
ファイナンシャル・プランナーの資格が役立つのは
○実務をする上でその肩書が必要な人
○職場から取得を推奨、強制されている人
です。
まとめ
ファイナンシャルプランナーの資格試験とそれに伴う知識は
実務をすることを志す人、
会社から取得を求められている人
以外にはあまり、取得メリットはないです。
もしその時間とお金があるのでしたら
ご自身で、実際に投資にチャレンジしてみたほうが
人生の時間とお金を有効に活用できるでしょう。
そして、活きた知識が得たいのでしたら、
当ブログを継続して読まれることをお薦めします＾＾
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