次なる問題として、
どのファイナンシャルプランナーに相談すればよいのかが
大切になってきています。
今回は、
本当に役立つファイナンシャルプランナーを
見極めるためのポイントについて解説します。
目次
なぜ、ファイナンシャルプランナーの見極めが大切なのか
ファイナンシャル・プランナーというのは
国家資格ではありますが、
業務独占ができる資格ではありません。
それ故に、
知識よりも
経験と仕事力と人間性がモノを言う仕事なのです。
ファイナンシャル・プランナーは
推し量る尺度が極めてわかりにくいのです。
その反面、ご自身の資産に関する相談をする相手なので
変な相手では安心して相談ができません。
断っておきますが、
ココで述べるファイナンシャル・プランナーは
独立系ファイナンシャル・プランナーのことです。
銀行員や保険屋さん、不動産屋さんに証券会社の営業の方が
FPの資格を取得してファイナンシャル・プランナーを名乗っているものは除外しています。
ファイナンシャル・プランナーはココが大事!!
ファイナンシャル・プランナーには本来、
トータルプランをつくったり、
ポートフォリの構成を一緒に考える関係上、
得意・不得意があってはいけないのです。
100点の知見の領域が一つあるよりも
すべての領域で80点の知見を持っていることが求められる仕事なのです。
そして、中立の立場に建って
その知見を駆使する経験と人間性が必要になります。
個人的な意見としては
知識やテクニックはあるのは当然として、
それを支える人間性をいかに陶冶しているかどうかが大切だと思います。
大切なお金に関する相談をして、
最もプライベートなものの一部を開示する相手です。
人間的な信頼性が必須と言えます。
コレを売りにしているファイナンシャル・プランナーにはご用心!!
特定の領域を得意にしていてもいけない反面、
コレを売りにするのはどうかなと言う領域もあります。
それが、
”家計の見直し”です。
”えっ! FPってそこが専門じゃないの?”
という声が聞こえてきそうです。
別に家計の相談に乗ることがいけないわけではないのです。
実際、私も家計の相談にのることはありますし。
大なり小なり、直接、間接的にでも家計の管理に触れることは多いです。
しかし、それでも敢えて言います。
売りにするほどの専門性ではありません。
家計の見直しという領域は
専門知識と言うよりは
工夫や経験の領域なのです。
一般的な成人社会人であれば
家計の管理を全くしたことがない人などいないはずです。
FPが本来すべきことは、
その境遇に理解を持ちながら
その先のことをするべきなのです。
しかし、
”家計の見直し”を売りにする方たちはできることはせいぜい
・生命保険の見直し
・携帯電話、光熱費の見直し
くらいです。
それほど感度が高くない方でも
FPに頼らずともできてしまうものばかりです。
また、完全な個人的な主観ですが
”家計の見直し”を売りにしている
ファイナンシャル・プランナーの方たちは
話の内容が浅いです。
税制、金融商品、投資、社会保障制度などへの理解や
活用方法に関して。
そして、相談する方の人生のあり方について
無知を通り越して無関心な人たちが大半です。
(業務領域の縛りを差し引いてもです)
”家計の見直し”
をうりにしている
ファイナンシャル・プランナーは
初歩の初歩だということを忘れないでください。
まとめ
ファイナンシャル・プランナーは
業務独占できないため
測る目安が難しいです。
経験や仕事力、人間性などが物を言う仕事です。
きちんと話をしてみて、
その人の人間性がきちんとしているか。
大切なお金の相談、自己開示をしても良いと思える
信頼感を持っているかという視点で
見てみてください。
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