投資の手法や金融商品があります。
それぞれ、名前が違うということは、
仕組みが異なり、
仕組みが異なるので、
特徴も役立つ場面も異なります。
今回は、
生命保険について、
その仕組故、他の品目では真似できない
一番役立つ場面について解説します。
目次
- ○ 生命保険の仕組み
- ○ 生命保険はどういう局面でつよいのか
- ○ 生命保険の注意点
- ・物価上昇には相性が悪い
- ・貯蓄には不向き
- ○ まとめ
生命保険の仕組み
生命保険とは
月々定額の掛け金をかけることで(年払いもOK)
特定の状況(死亡、特定の病気等)に
一定額の大きな金額の保険金を受け取るというものですね。
この”保障”というのが
生命保険の唯一無二の強みです。
たとえ、一日しか掛け金をかけていなくても
対象の状況となれば(その状況にはなってほしくはないですが)
決まった金額の保険金を受け取ることができます。
短期的に大きな資金を作ることができるというのが、
生命保険の他には真似できない
最強の強みなのです。
生命保険はどういう局面でつよいのか
それでは、生命保険というのはどのような場面に対して
より有効に機能するのでしょうか?
それは2つの場面です。
①若い時
②相続対策
②については別で紙面を割きます。
今回は、①若い時
に絞って話をします。
若い時というのは
一般的に2つの面で時間とお金がありません。
・給与が上がり始めていない
・貯蓄する時間がまだ少ない
反面、
死亡時などの保障というのは大きい必要があります。
なぜなら、お子さんが小さいときは、
独立するまでの期間が長く、
必要とする養育資金の金額も大きいです。
(年を取れば取るほど、残り期間が短くなるので必要資金も減っていくのが一般的です)
万が一のときに、
用意しておかなければならない金額が大きい反面、
まだお金に余裕がない。
こういった場面に
生命保険は最強です。
どんな金融商品も真似できません。
(不動産の団体信用生命保険もこの仕組を利用しています)
生命保険の注意点
生命保険はあくまで
万が一のときに、
お金を作り出すための仕組みです。
それ故に、注意点が2つあります。
物価上昇には相性が悪い
生命保険というのは
基本的に、保障の金額というのは
見直さない限り、
一定です。
それ故、物価の上昇には対応しにくいです。
きちんと見直しをしていくことで
物価上昇に対応していくことが望ましいです。
このことに関しては、以前の記事
『物価上昇(インフレ)と生命保険の相性』
に詳しく解説しています。
是非、参考にしてみてください。
貯蓄には不向き
生命保険というのは
そもそも、貯蓄商品としては魅力に欠けます。
・運用パフォーマンス
・現金化のタイミングの自由度の低さ
・積立保険だと保障を確保する費用が割高になる
以上の三点のためです。
上記を踏まえて、
生命保険は
”保障”と割り切り、
掛け捨て保険で保障を確保してください。
そのほうが、
割安で大きな保障を確保できます。
そもそも、
保険をより必要としている
若い世代の場合は、
掛け捨て保険でないと、
必要な金額の保障を確保しづらいケースが圧倒的に多いです。
掛け捨て保険により、
割安に保障を確保し、
浮いたお金を他の投資に振り分けたほうが
より、資金効率が良くなります。
(お得になります)
まとめ
生命保険は
まだまだ保障がたくさん必要な
若い世代にとって
割安で保障を確保するためには
最強の金融商品です。
この点は他の何にも真似することができません。
みなさんも、
”保障を確保する”道具
として、上手に生命保険を利用してみてください。
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