職業や立場、年令によって色々。
そんな中で、
他の職業に比べて
資産形成の考え方に特殊性がある職業のひとつに
看護師さんがあります。
今回は、
夜勤をやっている看護師さんの資産形成のポイントについて
解説します。
目次
夜勤をやる看護師さんの収入曲線の特徴
ここでは、前提として
夜勤をやっている看護師さんのお話です。
夜勤をしない、
クリニック勤務や保健師さんなどは
普通のOLさんたちと似たような収入曲線になることが多いので。
夜勤をしている看護師さんの収入というのは
新卒での入職直後から高水準になることが多いです。
正直、中小企業勤務時代の私の目からは
羨ましくかつ、恥ずかしくなるくらいの水準でしたね。
正直、中小企業勤務の同年代男子よりも遥かに
お金を持っていますね。
一方で、看護師さんの高収入の秘訣は
この夜勤にあることが多いです。
夜勤をいつまで続けられるか。
この夜勤とどういうふうに付き合っていくかが
ポイントになってきます。
夜勤をやる看護師さんの資産形成をする上でのポイント
看護師さんの資産形成のポイントは
夜勤手当を
”期間限定収入”というふうに捉えておくことです。
別に、期間限定に無理にする必要はありませんし、
体力が続く限り、長く続けられるに越したことはありません。
いつまで続けられるかは
キャリアへの考え方も含めて
かなり個人差があるということです。
ただ、資産形成という意味では話が違います。
資産形成の基本はリスクコントロールです。
そのうえで、具体的にどうするかを解説します。
積立期間は短めに
これは生命保険の契約に関することです。
夜勤をされている看護師さんは
自由に使えるお金に余裕があることからも
資産形成に積極的な方も多いように思えます。
それ故に高額の外貨建積立保険に加入しているケースもよく見かけます。
生命保険の積立の良し悪しに関しては以前の記事
『積立保険の本当のデメリット！！ 保険屋さんが絶対に教えない、積立保険の真の姿』
を参考にしてください。
夜勤を継続できる期間が不明瞭だったり、
体力の限界をいつ感じるかも不明瞭です。
積立期間が20年、30年というような加入の仕方はおすすめしません。
どんなに長くても30代なかばくらいで支払いが終わるような加入をおすすめします。
働き方の変化により、家計を見直す必要が生じた際に
重しにならないような加入をおすすめします。
積立保険の本当のデメリット！！ 保険屋さんが絶対に教えない、積立保険の真の姿
信用は使う
信用を使うとはどういうことか。
結論から言うと、
不動産の購入を検討するということです。
大前提として、
何でもいいわけではありません。
きちんと、厳選することは大前提です。
厳選の仕方は以前の記事にたくさんあるので
ぜひ、そちらを参考にしてください。
大切なのは不動産を購入する順序です。
①夜勤をやっていて、収入が高い時期に投資用の物件を購入する
（収支などが良ければ、夜勤をやめても重しにはなりづらいです）
②結婚、出産等のタイミング近辺でマイホーム購入を検討する。
なぜこうなるか？
投資用の不動産というのはその方の収入が高いほうが銀行の審査に有利になり
購入がしやすくなります。
年収の高さを利用したほうが良いものになります。
基本、ローンの支払も家賃収入から支払うので、
きちんと収支が良い買い方をしていれば、夜勤をやめたあとにも負担にはなりづらいです。
一方マイホームはローンの支払が自腹になります。
そのため、あまり高い買い物をしてしまうと
月々のローンの支払額が大きくなってしまいます。
夜勤をやらないことを念頭においた、金額での購入がオススメです。
看護師さんの資産形成をする上での注意点
看護師さんって命のやり取りの現場にいるわけで
肉体的にも精神的にもハードなお仕事ですよね。
それに加えて、夜勤をやることによる金銭的な余裕も相まって、
気前がよく思いっきりが良い方が多いかもしれません。
（もちろん、異論は大いに認めます。全員がそうではないですからね）
ただ、そういう特質のせいか、
FPとして実務をしていると
「あ〜業者にいいようにやられちゃってるなー」
と思う投資をしている方を見かけることも少なくありません。
いろいろな意味で群がる業者さんも多いですからね。
地味に、業者さん選びが他の職種よりも
難しいという側面があると思います。
まとめ
夜勤をやる看護師さんに限った話ではありませんが
各職業には
働き方により、多かれ少なかれ
収入曲線に特徴があります。
その背景と、そこから生じる事象にきちんと適応する形で
資産形成に取り組むことをおすすめします。
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