真っ先に出てくる言葉の一つに
”ポートフォリオ”という言葉があります。
当たり前のように皆さん考えていますが
実はこの
”ポートフォリオ”というのは
投資の本質に迫る概念でもあります。
今回は、そのポートフォリオについて解説していきます。
目次
ポートフォリオとはなにか?
ポートフォリオとは金融の世界では
金融商品の組み合わせという意味で使われる言葉です。
なぜ、金融商品を組み合わせる必要があるのか。
単純に数字目標だけを実現するのであれば
利回りの高い金融商品を一種類だけ保有していてもいいはずなのです。
ココにポートフォリオのそして
”投資”という行為の本質が隠されています。
なぜ、ポートフォリオを作る必要があるか?
なぜ、ポートフォリオを組むかを考えるためには
投資を何故するのかということを深堀りしていけば
自ずと答えが出ます。
いろいろな意見はあるでしょうが、
ある側面において
投資は儲けるためでなく、
”破滅しない”ためにするのです。
そうしたら、
どうすればよいのか。
例えば
ある特定の株式だけ持っていたら
資産は大幅な目減りですよね。
そうならないために、
株価とは逆の動きをする債権も保有する。
またあるときは
日本円だけ保有していたら
急激な円安局面になったときやハイパーインフレのような局面には
資産の大幅なめべいりに見舞われます。
そうならないように実物資産の不動産を保有したり、米国ドルも併せて保有したりするのです。
このような行為を総称して
分散投資しているという表現になり。
即ちポートフォリオを組むということになるのです。
真に自己防衛するためのポートフォリオを構築するために勉強すべきこと
上記を考えると
”〇〇一択”というスタイルの人は
そもそも投資になっていないですね。
それは、ただの
”ギャンブル”です。
ポートフォリオを組むということは
言葉を変えれば
”リスクをコントロールする”というふうにも表現できます。
そのためには、今
世界がどの様になっているか。
世界や自分が住む日本という国はどういう潜在的なリスクを抱えているか。
世界や日本、各業界がどちらの方向に向かっているかといった、
政治経済、業界、地政学、先端分野、物流、医療、食料など幅広い分野に対する
理解が必要になってきます。
つまり何が言いたいかというと、
投資をポートフォリオを考えるためには
根本的に、
金融商品、株式市場、為替市場の背景にある
リアルな現実を考え、
自分なりに理解し、
自分なりの考えを持たなければなりません。
これ抜きには適切な、
もしくは、自分自身に対して責任ある投資判断を下すのは難しいでしょう。
いきなり完璧は難しいですし、
どこまでいっても完璧にはなりません。
それでも、考えないよりは考えたほうが遥かに建設的ですし。
何より、今後の投資活動がなんとなくでなく根拠だったものになります。
その根拠だった活動の先にPDCAがまわせ、
投資が上手になっていくのです。
まとめ
ポートフォリオを組むということは
それ即ち投資です。
そして、その投資というのは
儲けるための行為ではなく
自己を防衛するための行為です。
悪いことは言わないので自分の頭で考えてください。
そして、そのために勉強してください。
ちなみに、弊社では顧問契約を結んでいるお客さんを
より高いレベルで守っていくために
隔月でレポートを出しています。
これは、
『世界をもう一度理解する』をテーマに
各分野にどのようなリスクが潜んでいるか。
各分野にどんな可能性があるかを調査したものです。
もしご興味がある方は一度
弊社にお問い合わせください。
当ファイナンシャルプランナー事務所は東京都を中心に法人・個人関わらず、あらゆる”お金の問題”の解決を専門としております。
具体的なお悩みをお持ちの方は是非一度、お問い合わせ下さい。